NTDs学生コンテスト
2024-03-07 15:36:25
世界NTDの日に寄せて「第一回 顧みられない熱帯病 学生コンテスト」が開催
世界NTDの日に寄せて
2024年の世界NTDの日に合わせて行われた「第一回 顧みられない熱帯病 学生コンテスト」では、熱帯病の認知向上を目指す学生たちの創意工夫が結集しました。
コンテストの目的
一般社団法人NTDs Youthの会は、顧みられない熱帯病(NTDs)の認知度を高めるために、学生たちにコンテストを通じて意識を促す取り組みを行いました。顧みられない熱帯病は、WHOが定義する21の疾患群であり、特に熱帯地域の貧困層がその影響を受けています。今回のコンテストは、中学生から大学院生までを対象に、A部門「NTDsを分かりやすく伝える〜NTDsを、あなたの言葉で〜」とB部門「私たちができることを考える部門〜NTDsと私たちの関わり方〜」の2つの部門から成り立っています。
応募結果
応募は計35チームに及び、その中でも高校生と大学生が特に活発に参加しました。面白いことに、応募者の多くはこのコンテストを通じて初めてNTDsの存在を知ったとのことです。一次選考を経て、10チームが最終選考に進出しました。
最終選考会
最終選考は東京大学で行われ、官民学から選ばれた6名の審査員によって受賞作品が決定されました。選考の際には審査員たちとの活発な質疑応答があり、各チームの発表に対する関心が伺えました。
表彰式の模様
受賞結果は世界NTDの日である1月30日にオンラインで発表され、受賞チームの代表者に賞状と賞金が授与されました。受賞者たちは自分たちの活動を通じて得た学びについて意気込みを語っていました。
受賞者の声
「私たちが知っているNTDsの疾患についてもっと多くの人に知ってもらいたい」と語ったのは、A部門最優秀賞を受賞した大分大学の牧功大氏。視覚的に訴える動画を使用し、疾患の理解を深めることに成功しました。
また、U-18特別賞を受賞した千葉県の高校生たちは、SNSを通じてNTDsに関する調査を行い、その結果を発表しました。「76%の学生がこの病気を知らなかったことが驚きでした。もっと周囲に広めたいです」と述べています。
受賞作品の一部
B部門で最優秀賞を受賞した大阪公立大学の涌井謙佑氏は、シャーガス病の研究に関する具体的な活動を発表し、現地での経験を活かしたことが評価されました。さらにはGHIT賞や日本製薬工業協会賞を受賞したチームも、国際的な取り組みや地域の特性を考慮した提案を行いました。
今後の展望
今回のコンテストを通じて、NTDsに興味を向けた学生たちが新たな知識や視点を得たことは、今後の活動にも多大な影響を与えるでしょう。彼らの発表が、より多くの人々の関心を引き、国際的な連携を促すことを期待しています。
私たちNTDs Youthの会は、これからも熱帯病の抑制に向けた取り組みを続けていく所存です。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人NTDs Youthの会
- 住所
- 福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目6-1小森ビル4A
- 電話番号
-
080-2741-3952