新鮮な甘さが楽しめる!ミルフィーユとうもろこしの魅力
現在、全国的にとうもろこしの収穫が最盛期を迎えています。特に甘味の強い「ミルフィーユ」は、その甘さと美しさから注目を集めています。この品種を栽培しているのは埼玉県深谷市の「ファーム326」。その代表である岡田満さんが、自らのこだわりやとうもろこしの特徴について語ります。
朝採れの重要性
岡田さんは、とうもろこしの収穫を早朝の3時から始めます。その理由は、朝のうちに収穫することで最も甘さを引き出せるからです。とうもろこしは、日中に得たエネルギーを夜のうちに糖として実の中に蓄えます。したがって、朝のうちは糖が消費されておらず、その甘さがピークになるのです。日中の気温が上がると、とうもろこしが自らの糖を消費し、甘みが薄れてしまいます。
ミルフィーユの魅力
「ミルフィーユ」は、甘みが強く、フルーティな香りがあり、見た目の美しさも魅力です。他の甘味種と比較すると、粒のコントラストが際立ち、食卓を彩る存在になっています。岡田さんによれば、ミルフィーユの粒の大きさや形状は一定で、見た目も優れています。また、ひと房から二本の収穫が可能で、収量も多い特性があります。
価格の上昇とその背景
今年のとうもろこしに関しては、2023年比で価格が20%以上上昇する見込みです。全国の「農家の直売所」での調査によると、2025年の平均出荷価格は約333円。これは前年から約10%、2023年からは約21%の増加を示しています。この価格上昇には、資材の高騰や春先の乾燥による発芽率低下などの気候要因が影響していますが、生育状況は好調で供給も十分とされています。
生産者の声
岡田さんは、収穫後のアフターケアにも気を使っています。高温多湿の夏場では、収穫後にクーリングや迅速な出荷を心掛けなければなりません。収穫から出荷までの過程で、鮮度を維持する工夫が大切だと語ります。また、彼は消費者に対して、とうもろこしの新鮮さや味を味わってもらうための提案を行っています。
おわりに
全国的に人気を集める「朝採れ」とうもろこし、特に「ミルフィーユ」はその味と見た目で多くの人々を惹きつけています。このシーズンは、じっくりと味わってみるべき絶好のタイミングです。これからの収穫に期待を寄せつつ、皆様にもぜひ一度味わっていただきたい品種です。