抱樸館福岡が織りなす「きずな祭」
福岡市の抱樸館福岡で、10月25日(土)に「第13回きずな祭」が開催されます。このイベントは、地域の人々と抱樸館の入居者や卒業生、さらにはグリーンコープの組合員が一堂に会し、交流が生まれる場として位置づけられています。
抱樸館福岡は、ホームレスや生活困窮者の自立を支援する施設であり、「ふるさと」としての役割を果たしています。ここでは、人と人との絆を再び結ぶことが重要視され、グリーンコープの多くの支援によって、これまでに約1,600人の卒業生を送り出してきました。イベントの開催を通じて、地域の絆を深め、共に支え合うことが期待されています。
「きずな祭」では、九州を中心にした6つのメーカーや生産者が出店し、地元に根ざした特産品を楽しむことができます。特に、焼きたての焼き鳥や様々な飲み物、さらには「離乳食」といった人気商品を試食しながらの交流は、多くの来場者にとって魅力的な体験となるでしょう。さらに、博多高校の和太鼓や箱崎清松中学校の吹奏楽部による演奏も予定しており、地域の文化も楽しむことができます。
子ども向けの企画も充実しており、「フリスビー」「ヨーヨー釣り」「ボーリング」など、幅広い年齢層が楽しむことができるゲームが準備されています。これにより、家族連れも参加しやすく、地域全体が一つの場所に集うことで、自然と交流が生まれるでしょう。
抱樸館福岡の目指す「ホーム」は、単なる住まいだけでなく、人と人との心のつながりを重視しています。利用者が地域で自立した生活を送るために、卒業後も安否確認や相談支援が行われ、温かい絆を維持し続けています。
「きずな祭」は、このような抱樸館福岡の理念を具現化するイベントともいえます。すべての人が安心して居場所を見つけ、支え合える社会の実現を目指し、これからも活動を続けていくのです。大人も子どもも共に笑顔になれるこの日、皆さんもぜひ足を運んでみてください。
開催概要
- - 日時: 10月25日(土)
- - 時間: 11:00~15:00
- - 場所: 抱樸館福岡、ふくしセンター多の津、たのつ・りすっこ保育園(福岡市東区多の津5-5-8)
この地域の絆を深める一日が、皆さんの参加を通じてさらに素晴らしいものとなることを期待しています。