横須賀の伝統を継承する老舗和菓子店 - さかくら総本家
神奈川県横須賀市に長い歴史を持つ和菓子店があります。それが、明治24年に創業した「さかくら総本家」です。この店は、創業以来130年の間、地元の人々に愛され続けている老舗の和菓子屋で、伝統的な和菓子や丸餅を作り続けています。
さかくら総本家の起源は、東京・神田の岩本町にあった菓子問屋、坂倉伊之助の創業へと遡ります。明治24年、横須賀の軍港としての発展に着目した伊之助は、「金ちゃん」の名で和菓子製造を始めました。戦時中には、横須賀の海軍や陸軍に贈呈される和菓子として支持を受け、その知名度は大いに高まりました。この時期には、良質な材料を使用した製品が兵隊に喜ばれ、多くの人に愛される和菓子が生まれました。
戦後すぐに、「角なしさざえ最中」の製造を開始し、この商品は現在では神奈川県指定銘菓となっています。さらに、近年では横須賀を舞台にしたアニメとのコラボ商品も展開され、まさに古き良き日本の菓子文化と現代のニーズを融合させています。
ふるさと納税で味わうさかくらのこだわり
現在、さかくら総本家は楽天ふるさと納税ポータルサイトを通じて、その魅力的な和菓子や丸餅を全国のお客様にお届けしています。ふるさと納税の返礼品として提供されるのは、特にこだわりのある丸餅です。
この丸餅は、山形県産のヒメノモチを使用し、添加物を一切含まない100%のもち米のみで製造されているため、安心して楽しむことができます。細やかな舌触りと、ふんわりとした甘み、さらに伸びの良さが特徴的な丸餅は、家族や友人と囲むお正月の場をより華やかにしてくれます。
主な返礼品には、訳あり丸餅が6個入りのパックが2つ詰め合わせたセット(寄附額5,000円)や、大きいサイズの30個入り(寄附額11,000円)、60個入り(寄附額20,000円)も取り揃えられています。これらは、見栄えも良く、お雑煮やお汁粉にも最適です。
さかくらの看板商品 - 角なしさざえ最中と海軍羊羹
さかくら総本家のもう一つの看板商品、角なしさざえ最中も見逃せません。この商品は、日蓮上人にまつわる伝説を背景に持ち、素朴な材料を使用したことにより、愛され続けてきました。皮は北陸産の新大正もちを使い、自家製の餡は北海道産の小豆を使用した、こだわりの和菓子です。もちろん、つぶ餡、こし餡、柚子餡のバリエーションも豊富で、お好みに応じて選ぶことができます。寄附額は、18個セットが19,000円、30個セットが32,000円です。
また、かつて海軍御用達として開発された「海軍羊羹」も人気です。この羊羹は、保存性が高く常温で長期保存が可能なため、非常食としても重宝されます。寄附額11,000円で2本セット(本練・抹茶)、16,000円で3本セット(本練・抹茶・珈琲)も用意されています。
店舗情報とお客様への想い
さかくら総本家は横須賀市内に複数の店舗を展開しています。各店ともに、手作りの美味しい和菓子を提供しており、営業時間も便利です。年末年始に集まるご家族とともにぜひ、温かいお茶と一緒に楽しんでいただければと思います。
坂倉社長は、「全て自家製で手作りですので、安心してお召し上がりいただけます。皆様のご寄附を心よりお待ちしております。」とコメントしています。横須賀の伝統を代々受け継ぎ、和菓子を通じて地域の魅力を発信し続けるさかくら総本家の和菓子、ぜひご賞味ください。