飛助MGの性能
2019-05-07 12:07:46

農薬散布ドローン「飛助MG」の革新性能に迫る!

農薬散布ドローン「飛助MG」の革新性能に迫る!



農業現場での効率的な農薬散布が求められる中、株式会社マゼックスから新たに登場したのが「飛助MG」です。このドローンは特にその散布性能の向上が最大の特長として挙げられています。特に注目すべきは、進化したプロペラ設計による強力なダウンウォッシュ効果です。

散布性能にこだわった設計



ドローンによる薬剤散布効率を高めるために重要な要素の一つがダウンウォッシュの強度です。従来のドローンはプロペラ数が多くなる傾向にありますが、「飛助MG」は4枚のプロペラを採用しています。これは、軽量でありながらも強いダウンウォッシュを生み出すための大胆な選択であり、特に散布ムラを最大限に抑える効果があります。

従来は無人ヘリと比較して、軽量型ドローンでは散布の際に薬剤が風に流されるという欠点がありましたが、飛助MGはそれを克服しました。前後切替の技術により、散布方向に応じた最適なノズルからの薬剤投入が可能となり、より均一な散布が実現します。

業界の常識を覆す技術



「4枚プロペラは効率的ではない」という業界の常識を覆す新発想。当社の試験を通じて、ダウンウォッシュの効果を最大限に生かす手法が確立されたのです。同社は、従来の悩みを洗い出し、散布品質を高めるために日々試行錯誤を繰り返してきました。その成果が「前後切替」という技術です。この技術により、薬剤散布が進行方向のダウンウォッシュにより安定し、薬剤の付着率が格段に向上しました。

優れた性能データ



飛助MGの散布性能は、農林水産航空協会の認定機基準を大幅に上回る数値を記録しています。現行の試験基準では、変動係数「30%以下」が求められる中、同機は10.92~13.15%という驚異的な散布精度を達成しています。これは無人ヘリ並の性能ともいえる成果です。

なお、試験時に得られたデータもその効果を証明しています。これにより農薬散布の効率化が進むほか、散布に要する時間も大幅に短縮可能になっています。実際、1ヘクタールあたりの散布がわずか10分で行えるため、手作業での散布時間の約5分の1に抑えられます。

開発の裏側



飛助MGの開発には約1年半が費やされました。最初は薬剤の積載量を増やすことが目標でしたが、より高い散布性能の追求も同時に行いました。開発中の偶然から生まれた「前後切替」は、試験時の小さな失敗によって生まれた革新です。最初は新しいアイデアに捉われていましたが、その偶然が大きな成功へとつながりました。

まとめ



株式会社マゼックスは、農薬散布ドローンの新たな可能性を切り開いた「飛助MG」を通じて、農業の現場によりいっそうの効率化をもたらすことを目指しています。このような革新的な技術が農業に与える影響は計り知れず、今後の発展にも期待が寄せられています。私たちは農業の未来を変える可能性を秘めたこのドローンが、現場を支える存在となることを信じています。

会社情報

会社名
株式会社マゼックス
住所
大阪府東大阪市川田4丁目 3番16号
電話番号
072-960-3221

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