グロービス経営大学院が2025年に新たに「デザイン思考入門」を導入
グロービス経営大学院(東京都千代田区)は、2025年1月から動画とAIを用いたMBA単位プログラム「ナノ単科」で新しい科目「デザイン思考入門」を開講します。この科目の主な目的は、ビジネス界で必須となるデザイン思考の手法を身につけ、実践的な問題解決能力を育成することです。
デザイン思考の重要性
近年、消費者のニーズが多様化し、社会全体の価値観が変わりつつある中で、企業は迅速かつ柔軟に対応しなければならなくなっています。こうした圧力に応えるため、デザイン思考が特に重要視されています。この新設の講座は、実践演習やライブ授業、グループワークを組み合わせたカリキュラムで、受講生は実社会の課題に対するクリエイティブなアプローチを学べます。
新しい学びの形式
「デザイン思考入門」は、6週間の短期集中型で、受講生は「共感」、「課題定義」、「発想」、「試作」、「テスト」という一連のプロセスを実際に体験します。具体的には、フィールドワークやインタビューを通じて、ユーザーの立場から課題を探求します。
また、AIラーニングシステム「GAiL」では、最新のChatGPTを導入し、受講生へのフィードバックがより個別化され、実践的なスキルの習得が可能になります。AIは、受講生が提出した課題に対し、具体的でかつ個別的なアドバイスを提供し、理解度に応じたサポートを行います。
実際の開講日
この新たな科目の開講日は2025年2月3日で、申し込みの締切は2025年1月12日です。オンライン形式で行われるこの講座は、新たなビジネスリーダーを目指す方々にとって、特に価値のある時間を提供することを目指しています。受講料は40,000円で、受講後には0.5単位が取得可能です。
教員からのコメント
科目は、難波美帆教員が担当し、彼女自身も講談社などでのキャリアを持ち、科学技術関連の執筆や教授経験を積んだ方です。彼女は、デザイン思考が持つ顧客起点のアプローチが、ビジネスにおける革新を促進すると信じています。
「デザイン思考は企業の新たな価値の創出において、重要な役割を果たしています。生徒たちが実践的な経験を積むことで、将来的にリーダーシップを発揮してもらいたいと考えています」と彼女は語っています。
結論
地元、全国のビジネスリーダー育成に寄与するグロービス経営大学院の取り組みは、単なる技術的なスキルの習得に留まらず、クリエイティブな価値創造を目指す人々に新たな道を示します。デザイン思考を学ぶことは、ただの知識ではなく、実践を通じて得られる経験であり、次世代のビジネス界での成功を支える基礎となるでしょう。興味のある方はぜひ、オンライン講座に申し込み、未来のリーダーとしての第一歩を踏み出してみてください。