石川県津幡町が母子手帳アプリ『母子モ』を本導入！子育て支援の新時代到来

石川県津幡町が提供開始する母子手帳アプリ『母子モ』

石川県河北郡津幡町では、母子手帳アプリ『母子モ』を新たに導入し、『つばた子育てアプリ』として6月2日から利用可能になりました。このアプリは、町の基本理念「笑顔があふれ誰もが安心して子育てできるまち」に基づき、子どもが健康に成長し、保護者が子育ての喜びを実感できるサポートを目指しています。

『母子モ』は、紙の母子健康手帳のデジタル版であり、全国で720以上の自治体に導入されている実績があります。こども家庭庁が目指す、令和8年度からの母子健康手帳の電子化の流れにも先駆けた形です。また、町の取り組みの中で、子育て関連のデジタル化支援サービス『子育てDX®』の「オンライン予約サービス」も同時にスタートしました。

利便性の向上とサポート体制の強化

新たに提供される『母子モ』には、様々な便利機能があります。例えば、保護者はアプリを通じて、母子手帳の交付時の来庁予約や、赤ちゃん相談、ほのぼのサロン、ならびになかよしサロン等の子育て事業の予約が24時間行えるようになります。これにより、役所の混雑を避け、待ち時間を短縮することが可能になります。また、自宅にいながら手続きができるため、幼い子どもを抱える保護者にとって大きな円滑化となるでしょう。

さらに、2026年4月からは、小児予防接種の予診票の記入や提出、接種結果の確認ができるサービスも予定されています。これにより、保護者は小さなお子さんの健康管理をより効率的に行うことができるでしょう。

地域密着型のサポートで安心な子育てを

津幡町は、出産時に祝い品として商品券を贈呈するほか、多胎児家庭に対しては必要な物品を提供する「多胎児家庭子育て応援事業」を実施しています。また、チャイルドシート購入時の補助金制度など、経済面での支援も充実しています。これらの施策は、町全体で子育てをサポートするために整えられており、保護者が安心して子育てできる環境を提供しています。

導入された『つばた子育てアプリ』は、妊娠から子育てにかけて必要な情報を提供し、地域からの通知を受け取ることができるほか、出産・育児関連の知識を習得するためのアドバイスも受けられる便利な機能が揃っています。妊娠中の体調管理や、赤ちゃんの成長記録などをグラフで視覚的に確認できることから、保護者はより自分の育児に自信を持つことができるでしょう。

未来に向けた子育て社会の実現

津幡町の矢田富郎町長は、アプリ導入について「住民の皆様が安心して楽しく育児できるよう、切れ目のない支援を心掛けています。アプリを通じて、より多くの方々に必要な情報を届け、お子さまの成長を見守りたい」と述べています。石川県津幡町は、今後も子育てを支える体制を整え、地域全体での子育てを推進していくことを目指しています。

アプリのダウンロードと利用方法

『つばた子育てアプリ』は、App StoreやGoogle Playで『母子モ』を検索することでダウンロードできます。スマートフォンやタブレット、PCに対応しており、簡単にアクセスできます。また、どなたでも利用可能であり、お住まいの地域に関する情報などは公式ホームページで確認できます。

津幡町のこの取り組みは、地域に住む子育て世帯にとって大きな助けとなることが期待されています。デジタル化された母子健康手帳は、保護者の生活をより快適にし、安心して子育てができる環境を提供するための重要なツールとなるでしょう。