ティーペック、健康ポータルサイト「プラスバトン」を健康保険組合へ展開
健康支援サービスの新たな一歩
ティーペック株式会社は、これまで生命保険会社向けに限定されていた健康支援サービスを、健康保険組合に向けて展開することを発表しました。主に、24時間健康相談、心理カウンセリング、セカンドオピニオン手配などが一元化されているポータルサイト「plus Baton(プラスバトン)」を利用し、これにより健康保険組合の被保険者やその扶養者がさらに利用しやすいサービスが提供されます。また、2025年10月からは大手2つの健康保険組合で先行リリースを開始し、2026年4月からの本格導入に向けて準備が進められています。
サービスの背景と利便性
ティーペックは「アクセスしやすさが健康を左右する」という理念の下、誰もが必要なサポートに容易にアクセスできるようなポータルサイトを開発しました。2022年から提供が開始されたこのサービスは、多くの利用者から高い評価を受けており、現在では25万人以上が利用しています。今後は健康保険組合へと対象を広げ、さらに多くの人々に健康支援サービスを届ける予定です。
「plus Baton」の革新性
このポータルサイトの特徴は、迷いなくアクセスできる点です。健康相談、心理カウンセリング、医療情報の全てが一つに集約されており、利用者は悩むことなく必要な情報を得ることができます。また、相談履歴を1年間保存することで、自分の健康状態の傾向を視覚化し、未病予防にも役立つ設計になっています。
デジタルと人の温もりの融合
ティーペックが展開する「プラスバトン」は、AI技術と人間の温かみを兼ね備えた健康支援サービスを実現しています。医療機関を簡単に探せる機能や専門家とのチャットや電話相談が可能で、ユーザーが求めるサポートを手軽に受けることができます。デジタル技術を駆使しながらも、人との対話を大切にする姿勢がこのサービスの特徴です。
データ活用による施策の推進
さらに、ポータルサイトは利用者の登録数やアクセス数、相談件数を月次でレポート化し、健康保険組合の担当者はこれらのデータを基に施策を検討・実施することができます。これにより、単なる感覚から根拠に基づいた健康支援の推進が可能となります。
今後の取り組み
ティーペックは2026年4月を目指してさらなる機能強化を進め、実証試験を行いながら、企業、健康保険組合、そして個人を結ぶ健康支援の基盤を築いていく考えです。また、事前の問い合わせや導入相談も受け付けており、より多くの人々の健康を支えるためのサービスを提供し続ける意向を示しています。ティーペック株式会社は、1989年に設立され、コールセンターを運営して多種多様な健康・医療サービスを展開しており、今年も健康経営優良法人『ホワイト500』に9年連続で認定されています。