ASPINAの新ハンド
2019-11-19 17:13:25

ユニバーサルロボットがASPINAと共に新たな電動ロボットハンドを導入!

ユニバーサルロボットの新たな試み



ユニバーサルロボットは、日本に拠点を置くシナノケンシ株式会社のブランドASPINAが開発した電動ロボットハンドARH305Aを、同社の周辺機器プラットフォーム「UR+」製品として認証したことを発表しました。これにより、ARH305Aはグリッパとして日本初のUR+認証を獲得し、自動化技術の進展が期待されます。

生産現場のトレンド



近年、製造業界では人手不足が深刻な問題となっています。この課題を解決するため、多くの企業が手動作業をロボットに代替しようとしています。ASPINAの電動3爪ロボットハンドは、その柔軟な把持機能で異型物体を適切に扱えるため、特に中小企業の製造現場や食品、化粧品、医療、物流といった広範な分野での導入が期待されています。

UR+プラットフォームのメリット



UR+は、URロボットと互換性のある周辺機器のプラットフォームであり、開発者が各種エンドエフェクタやセンサを創造するための基盤を提供します。このプラットフォームでは、ロボットの設定が容易で、システムインテグレーションの時間とコストを大幅に削減できます。

電動ロボットハンドの特長



1. 異型物や柔らかいものの把持
ARH305Aは、ステッピングモータを使用したサーボシステムを持ち、柔らかい物体から硬い物体まで適応した把持力を発揮します。特に、φ116mmの大きなストロークを生かして、様々な形状やサイズの物体を効率的に扱うことが可能です。

2. 中空構造による付加価値提案
中空構造により、ロボットハンド内にカメラを設置でき、常に対象物を把握できます。また、外部ビジョンシステムやセンサによる物体判別等、多彩な機能を実現しています。

3. モータ・コントローラの一体化と交換可能な爪
モータとコントローラが一体化しているため小型化を実現し、爪の交換も容易です。これにより、さまざまな場面での対応力が向上しています。

業界の反応



ASPINAのビジネスユニット長である中込真二氏は、自動化への関心が高まる中、様々な業界が抱える課題へのソリューションを提供する意義を強調しました。また、ユニバーサルロボットの日本支社代表である山根剛氏は、シナノケンシをUR+ファミリーに迎え入れることの喜びを表し、特に食品や化粧品、医薬品分野での柔軟な物体把持の重要性を強調しました。

まとめ



新たに認証を受けたASPINAの電動ロボットハンドARH305Aは、製造業における自動化の促進を図る重要な一歩となるでしょう。これにより、今後ますます多くの企業がロボット技術を導入し、生産性向上につながることが期待されます。ユニバーサルロボットとASPINAの協力により、日本の産業界にも新たな風が吹き込まれることでしょう。

会社情報

会社名
Universal Robots A/S
住所
東京都港区芝二丁目28番8号芝二丁目ビル14階
電話番号
03-3452-1202

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。