日米サミットの未来
2025-10-26 22:06:47

日米リーダーシップ・サミットが描く持続可能な未来のビジョン

日米リーダーシップ・サミットが描く持続可能な未来のビジョン



2025年10月6日、カリフォルニア州からの訪問団が大阪に到着した瞬間から、「日米リーダーシップ・サミット」の幕が上がりました。このサミットは日米姉妹都市協会(JUSSCA)主催で、持続可能な未来とSDGsをテーマにしたもので、4つの都道府県で開催されました。参加者は、主にカリフォルニアの市長や市議、郡議員で構成されており、彼らは未来の都市づくりや持続可能な発展に向けた意見を交わすために集まりました。

万博の熱気の中で—大阪



初日の活動の一環として、訪問団は関西万博に参加しました。万博では最新技術や多文化交流の場が広がり、自然と「スマートシティ」に関する議論が始まりました。大阪市内のホテルでは、府内から約20名の市長らとのレセプションが催され、地域の課題や未来像についての具体的な対話が行われました。

JUSSCAの小山田真会長は、このサミットに対する想いを語り、姉妹都市の交流やサブナショナル外交がいかに重要かを強調しました。また、彼自身の故郷での姉妹都市交流の歴史を振り返りながら、今後の発展に期待を寄せました。参加したカリフォルニア州の市長たちも、万博での体験を通じて日本とのつながりを再確認しました。

大阪を拠点に、サウサリート市の議員や、バークレー市の市長などは、持続可能な施策について地域のリーダーたちとの議論で新たなインスピレーションを受け取ったことを語りました。

富士の麓で—静岡・山梨



次に、代表団は新幹線で静岡と山梨へ移動。河口湖音楽と森の美術館で、地元の首長たちとともに「富士・カリフォルニア・リーダーズ・サミット」が開催され、地域資源と国際連携についてのアイデアが交わされました。ここでの視察では、再生可能エネルギーと水素の取り組みに焦点を当て、ゼロカーボン農業や新しいテクノロジーへの転換案が浮かび上がりました。

バークレーの市長は、山梨県で行われているグリーン水素の医療機器への応用についての取り組みを聞き、実際に連携を進めていく可能性に期待を寄せました。静岡県知事とともに、地域の特徴を生かした持続可能な取り組みへの意欲が高まりました。

知が交差する—東京・国連大学



サミットの最後は東京の国連大学で行われ、持続可能な世界に向けた人工知能とスマートシティについての議論が行われました。小池百合子東京都知事をはじめ、各界のリーダーたちが集まり、日米の地方自治体の協力が持つ重要性を再確認しました。

議論が進む中、サステナブル建築の先駆者である黒川紀章博士の追悼式も開催され、地域の歴史と思いをつなげる意味深い時間となりました。また、詩人メイソン・グレンジャー氏の言葉が、参加者の心に深く響きます。「眺める場所は違っても、結局のところ私たちは同じ海を見ているのです。」この言葉は、文化や都市、思想の境界を越えた対話と目標共有の力を語っています。

未来への約束



日米リーダーシップ・サミットは、地域から世界へと広がる新たな外交の形を模索する重要な場となりました。参加者たちが感じた交流の温かさや、新しいアイデアが未来の都市づくりに向けた一歩となることを期待しています。2025年に向けての持続可能な未来に向けた道筋が、ここから始まります。


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