沖縄名物「園比屋武 御廻餅」の新たな魅力
沖縄県那覇市に本社を持つ「いまいパン合同会社」が、琉球の豊かな文化を反映した新たなスイーツ「園比屋武 御廻餅(うまーいぺい)」を近日中に発売する。これは沖縄の世界文化遺産である園比屋武御嶽石門をモチーフにした焼き菓子で、地元の素材を生かした味わいが特徴だ。
「園比屋武 御廻餅」は、過去にリリースされた「識名園 浪漫餅(るうまんぺい)」や「首里城 嘉例餅(かりーぺい)」に続く新商品となる。ベースには地元の老舗煎餅店が手掛ける塩せんべいが使われ、フランスの伝統的な焼き菓子「フロランタン」にインスパイアされている。この新しい焼き菓子は、沖縄独自の味覚とフランスの技術が融合した一品だ。
不思議な調和の逸品
新商品の主なフレーバーは、ごまとトリュフ、さらに沖縄の島こしょうが絶妙に組み合わさっている。この味の組み合わせについて、パティシエールの今井あいこは「トリュフを使いたかったが、他の要素との調和が難しかった。そこで沖縄の島こしょうを加えたところ、風味が引き立った」と語っている。
この思いがけない組み合わせこそ、いまいパンが持つクリエイティブな発想の象徴だ。沖縄の食材を積極的に取り入れながら、フランスの技術を活かしたスイーツを提供する姿勢が際立つ。
アートと文化の融合
「園比屋武 御廻餅」のパッケージデザインには南城市・久高島在住の画家、山崎紀和さんが手掛けたイラストが使用されている。描かれているのは、石門の前に立つ琉球国王と聞得大君、国王の手にはトリュフが描かれており、見る者に強く印象づける。
東御廻りに触発されたネーミング
商品名の「御廻餅(うまーいぺい)」は、琉球王朝時代の巡拝行事「東御廻り」に由来している。この巡礼は、霊地を訪れることで信仰の深まりを図る行事で、この意味を込めて「うまーい」と「おいしい」という意味の掛け合わせで名付けられた。
今井あいこは「お菓子を通じて、世界文化遺産である園比屋武御嶽石門への関心を高めてほしい」と語り、スイーツを楽しむことが観光につながることを期待している。
商品情報
「園比屋武 御廻餅」は1,840円(税込)で、サイズは縦14cm、横27.8cm、幅4.5cm、内容量は5個となっている。地元の味を生かした見た目にも美しい焼き菓子は、旅行のお土産や特別な贈り物にもぴったりだ。沖縄を訪れる際にぜひ手に入れてほしい一品である。
「いまいパン」について
いまいパンは2012年に沖縄で開業し、以来地域に根差したスイーツ作りを続けている。フランスの伝統に基づいた製法を大切にしつつ、地元の素材にも強く依存し、様々な商品を展開している。スイーツだけでなく、調理パンや酵母パンなども取り揃え、80種類以上のパンが並ぶ小さな店舗に多くの人々が訪れている。
公式サイトやECサイトでは、他にも多彩な商品が取り扱われており、オンラインでの注文も可能である。特別な場面にぴったりのスイーツを、ぜひいまいパンで見つけてほしい。
【いまいパンの情報】
- - 住所:沖縄県那覇市真地12-4
- - 電話:098-836-3008
- - 営業時間:7:30~19:30
- - 定休日:月曜日
への詳細:https://imaipain.com/