医療人材と産業保健の強化を目指す、新たな提携へ

ウェルネス・コミュニケーションズとMRT株式会社が業務提携を発表

ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社がMRT株式会社との業務提携を結んだことが発表されました。この提携により、両社のサービスが融合し、医療人材の紹介がスムーズになり、全国各地での適切な産業医確保に向けた体制が強化されることが期待されています。

業務提携の背景

現在、多くの企業が直面しているのは、健康被害やメンタルヘルスの問題です。こうした課題により、産業医の役割はますます重視されるようになりました。しかし、産業医の数が不足しているため、企業は質の高い医療サポートを受けるのが難しい状況にあります。ウェルネス・コミュニケーションズは、その問題を解決するため、2025年4月から産業保健支援サービスを提供する予定で、MRTとの連携により、より多くの企業に対し、優れた産業医の紹介を行うことが可能になります。

医療人材紹介サービスの強化

MRT株式会社は、20万人以上の医療従事者を対象としたネットワークを構築しており、このリソースを活用することで、企業に対して迅速に産業医を紹介する体制が整います。また、ウェルネス・コミュニケーションズが提供する「Growbase」という健康管理システムを基に、データを活用しながら、効果的な健康経営を進めることができるようになります。

成長戦略と今後の展望

ウェルネス・コミュニケーションズの成長戦略として、データの収集と活用を中心に展開されるヘルスケア関連のSaaSが挙げられます。人事業務におけるDX支援を進める中で、業界全体のデジタル化にも寄与することが期待されています。

今後は、産業医や保健師などの専門職による総合的な支援体制も整え、システムと人材の両方から貢献していく構想です。この新たな提携によって、さらなる全国規模での産業医紹介サービスの向上が見込まれています。