滝本将博シェフが手掛ける新フレンチ「HAND OVER」が京都に誕生

新たな挑戦「HAND OVER」の誕生

京都のフレンチシーンで多くのファンを魅了してきた滝本将博シェフが、再び新たなステージに挑みました。彼の新店舗「HAND OVER」は、従来のレストランスタイルから一歩踏み出し、レピスリーとして京都の素材を生かしたデザートや惣菜を提供します。これは、彼が生まれ育った京都の環境と文化を次の世代に伝えるための重要な試みです。

滝本シェフの哲学

「La Biographie」という名前には『継承』の意味が込められています。滝本シェフは、料理の技術や精神を後世に伝えることを大切にしており、過去の技法に自身のエッセンスを加えた料理を作り続けています。新しい店「HAND OVER」も、その想いを色濃く反映しています。

この新しい試みにおいて、特に注目が集まるのが京素材の使用方法です。「HAND OVER」では、地元の農家が丹精込めて育てた京野菜をふんだんに使い、これまでにないユニークなスイーツやシャルキュトリーを展開する予定です。料理には、上質な素材を最大限に引き出すためのストレスを与えない加熱方法が用いられ、食材の本質的な魅力を感じることができます。

店舗のこだわり

「HAND OVER」の内装は、GLAMOROUS co.,ltd.の森田恭通によってデザインされており、シンプルでありながら洗練された空間が演出されています。このような環境もまた、食材や料理に集中できる大切な要素です。開放的な空間で、旬の食材を使った美味しいスイーツや惣菜を楽しむことができることでしょう。

商品ラインアップ

「HAND OVER」では、京野菜を使ったプティシューや、お茶をテーマにしたクレーム、さらにはパテやテリーヌなどのシャルキュトリーのラインナップが用意されています。いずれも、食材の魅力を存分に引き出すために、美しい盛り付けと共に提供されます。

滝本将博シェフの歩み

滝本シェフは1964年に京都で生まれ、17歳でパティシエとしてのキャリアをスタートさせました。その後、様々なレストランで修業し、特にフランスの三つ星レストランでの経験が彼の料理スタイルに大きな影響を与えています。2011年には「La Biographie」を立ち上げ、以来毎年ミシュランを獲得し続けています。彼の料理には、フランスの技法と日本の素材が見事に融合したものが多く、訪れる人々を惹きつけています。