医療改革とAI
2026-09-10 14:29:44

AIを駆使した医療改革で在宅医療の効率化を実現するファストドクター

ファストドクターの医療AX: 在宅医療へ新たな風



ファストドクター株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:菊池 亮〈医師〉、水野 敬志)は、医療現場の業務改善に向けてAIを活用した取り組み「医療AX(AIトランスフォーメーション)」を進めています。特に、在宅医療における診療報酬算定の業務を「AI BPO型の業務システム」として開発し、医療現場の生産性向上を図っています。

在宅医療と診療報酬算定の複雑さ



在宅医療では、医師や看護師が患者の自宅や施設を訪問し、継続的に診療を行います。この際、医療機関が保険請求を行うための「診療報酬算定」は、医療機関の運営を支える重要な業務のひとつです。特に在宅医療における診療報酬算定は、外来診療とは異なり、非常に複雑なプロセスが求められます。

例えば、「医師が患者宅を訪問した」という記録だけでも、患者がひとり暮らしなのか、複数名の入居者がいる施設にいるのかによって算定される点数が変わります。また、同じ月に別の診療履歴がないか、訪問の種類は何かといった情報を照合する必要があるため、手間がかかります。さらに、診療報酬制度は2年ごとに改定が行われるため、医療機関は常に最新のルールに対応する体制を構築せねばなりません。

医療機関の課題とファストドクターのソリューション



高齢化社会が進む中で、在宅医療の需要が急増していますが、医療機関がこの体制を自院だけで維持するのは非常に困難です。外部委託を行うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)は有効な手段ですが、在宅医療の算定は専門性が高く、委託費用が医療機関にとって負担となることが多いと言われています。

そこでファストドクターと協働する株式会社クラウドクリニックは、AIエージェントや業務システムを組み込み、専門スタッフとAIが連携して業務を進める「AI BPO」を導入しました。この新しいアプローチにより、医療機関は算定業務の生産性を飛躍的に高めながら、よりリーズナブルな価格で専門的な支援を受けられるようになることを目指しています。

AI BPOによる業務の効率化



この新システムにより、1カルテあたりの算定にかかる作業時間が従来比で約75%も削減されることが実現しました。クラウドクリニックのサービスを利用する医療機関は、相場の半額程度で診療報酬の算定業務を外注できるため、業務全体の負担が軽減され、医師や看護師、事務スタッフはより多くの時間を診療や患者対応に充てることが可能となります。

システムの仕組み



本業務システムは、医療現場で蓄積された情報を基に専門スタッフが確認する流れを再設計したものです。
1. AIエージェントが診療記録から必要な情報を抽出し、
2. ルールエンジンを用いて算定候補とその根拠を生成、
3. 専門スタッフがその結果を確認・修正し、
4. 承認された内容を医事会計システムに登録するという流れです。

これにより、専門スタッフがどの情報やルールを基に判断したかを確認できる形で管理され、結果的に精度向上に寄与します。

また、個人情報や医療情報の取り扱いには最大限の注意を払い、AIモデルの学習目的には使用しないため安心です。特許も出願中で、今後の展開が期待されます。

ファストドクターグループの取り組み



ファストドクターグループは、これまでにオンライン診療や往診、在宅医療支援など、医療現場にテクノロジーを取り入れる努力を続けてきました。2026年4月には病院向け製品として外来診療における自動算定システム「算定エージェント」を発表予定です。これにより、在宅医療の診療報酬算定BPO支援の新たな土台が築かれるでしょう。

まとめ



ファストドクターは、医療支援プラットフォームの開発と運用を通じて医療現場を革新し続けています。AIによる業務変革「医療AX」は、持続可能な医療提供体制の構築に向けて重要な役割を果たすことでしょう。今後の展開が注目されます。


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会社情報

会社名
ファストドクター株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3
電話番号
03-6387-3499

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