自分を取り戻す旅
2026-09-14 07:22:39

うつを抱えた作家が中国一周で見つけた自分自身の旅

うつを抱えた作家が選んだ旅の道



新山順子さんは、40歳を迎えたころ、多くの変化に直面しました。娘が大学に進学し、空の巣症候群に陥った彼女は、日々の疲れや将来への不安、仕事に対する疑問から心のバランスを崩し、うつを発症します。風呂に入ることさえ難しい状況に苦しむ中で、彼女はある決意をします。「もう一度、自分にできると思える何かがほしい」と。

選んだのは、中国を一周する旅でした。著者は、10年以上中国で過ごした経験を活かし、全33省級行政区を一人で訪れることにしたのです。旅は彼女が心の中で抱えていた恐怖や不安を乗り越えるきっかけとなります。

旅の始まりと葛藤



特に厳しい日常の中で自信を失っていた著者が、一人で旅に出ることで新たな挑戦を始めます。新疆ウイグル自治区、内モンゴル、チベットなど、多くの地域を訪れる中で、著者は「できるかもしれない」という不安から「できた」という達成感へと変わっていきます。そうした過程を通じで、彼女は次第に自分自身を取り戻していきます。

旅先での出会いと体験



旅の中で著者は親切な人々や思わぬハプニングに出会います。それは、彼女が今まで経験したことのない新たな世界でした。警察のチェックを受けるような緊張感もあれば、思いやりのある地元の人々との温かい交流もありました。こうした経験は、彼女がそれまでの生活では見られなかった視点を持つきっかけとなります。

また、旅の途中では、食文化の違いや地域ごとの暮らしの多様性に触れ、著者の視野が広がります。この旅によって得たものは、単なる観光地の記憶だけではなく、中国の人々や風景、文化との深い結びつきがありました。

チベットへの旅の終わり



最後に訪れたチベット、ラサでは標高約3,650メートルに到達します。旅の終わりは新たなスタートを意味していました。著者は「中国一周を成し遂げた」と同時に、失いかけていた自信を取り戻したという貴重な経験を持ち帰ります。この旅は、ただの旅行ではなく、彼女の人生の再スタートであり、彼女を支える重要な要素になりました。

人生の折り返し地点で



新山順子さんのエッセイ『ある日、風呂に入れなくなった私は中国一周の旅に出た』は、単なる中国を巡る旅行記ではありません。40歳を迎え、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれた作品です。人生の中での変化や挑戦、そして自分自身の再発見について考えさせられる内容となっています。著者は、この本を通して、同じようにその時期を過ごしている人へのメッセージを送っています。「自分の人生を少しでも肯定できるようになってほしい」と。

彼女の旅は、きっと多くの読者に勇気を与えることでしょう!


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会社情報

会社名
海外生活株式会社
住所
東京都新宿区下宮比町2-28飯田橋ハイタウン633号
電話番号
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