ゼロカーボン野球環境
2025-03-12 14:41:22

阪神電鉄とエネットが進めるゼロカーボンな野球環境

ゼロカーボンベースボールパークの新しい取り組み



2025年に開業する「ゼロカーボンベースボールパーク」は、阪神タイガースのファーム施設として、新しい形の脱炭素スポーツ環境を提供します。阪神電気鉄道株式会社とエネットが締結した「ゼロカーボンベースボールパークパートナー契約」は、その初めの一歩となります。この取り組みでは、廃棄物発電を通じて発生するCO2排出量ゼロのクリーンエネルギーを活用し、地域社会と環境保全に貢献することを目指しています。

太陽光発電と循環型社会の実現



兵庫県尼崎市に位置するゼロカーボンベースボールパークでは、太陽光発電や蓄電池による自家発電によって、持続可能な電力供給を実現しています。また、エネットが推進する「尼崎市エネルギー地産地消促進事業」においては、地域のごみを燃焼させた後の発電で得られたクリーンエネルギーを利用し、CO2排出量ゼロの電力として供給しています。この取り組みは、地元施設の年間CO2排出量を2023年度で6,032tも削減した実績があります。

地域と共に育むクリーンエネルギー



ゼロカーボンベースボールパークでは、リサイクルや省エネの取り組みを強化し、ボールパークの全ての活動において実質CO2排出量ゼロを達成することを目指しています。太陽光発電と廃棄物発電の組み合わせは、スポーツ施設としてだけでなく、地域の環境問題への意識を高める重要な方法です。また、来園者や地域住民に向けて情報発信を行い、地域全体での脱炭素への取り組みを促進していく方針です。

新しいスポーツ体験



ゼロカーボンベースボールパークでは、阪神タイガースの選手たちが環境に配慮した施設で練習や試合を行うことができるだけでなく、観客はその取り組みを身近に感じることができるでしょう。広々としたくつろげる広場や、散歩やランニングが楽しめるコースも整備されており、地域に根ざしたスポーツ文化の育成が期待されています。環境教育に役立てるためのプログラムやイベントの開催も計画されており、ゼロカーボンを意識した新しい交流の場としての役割も果たしていくでしょう。

未来への選択



ゼロカーボンベースボールパークは、環境省が選定した「脱炭素先行地域」にも認定されています。これからの環境問題への対応として、地域の企業と協力し、エネルギーの地産地消や循環型社会を意識した取り組みを進めていくことが重要です。阪神電気鉄道とエネットのパートナーシップは、その流れを加速させ、持続可能な未来に向けた道しるべとなることが期待されます。

地域の皆さんと共に、環境保全を指向したスポーツの新たなスタイルを築いていくゼロカーボンベースボールパーク。今後の展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
阪神電気鉄道株式会社
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