名店と名店のコラボ!新しい間借りカレーの魅力に迫る
最近、新しいカレーのスタイルが注目を集めています。それが、名店の定休日を利用して営業する「間借りカレー」です。この新たな潮流を生み出しているのが、株式会社シェアレストランです。彼らが運営する間借りメディア「シェアレストランマガジン」では、カレー界の実力派店がどのようにこのスタイルを取り入れているのかを紹介しています。
間借りカレーの新たなスタイル
従来の間借り営業は、主に夜営業を行っているバーや居酒屋が昼の時間帯を利用するものでした。しかし、最近はカレー名店の「定休日」を利用した新しい試みが生まれています。この首都圏で実現した二つの事例を見ていきましょう。
事例①:狛犬 hug me × ライオンシェア
東京都渋谷区に位置する「狛犬 hug me」は、かつて目黒や渋谷で人気を博した伝説的なカレー店。当店はライオンシェアの定休日を借りて営業を再開しました。店主のかわのさんは、ライオンシェアで働きたい意向を示した過去があり、そのSNS投稿がきっかけで絆が生まれたのです。このように、飲食の枠を超えた人間関係が新たなビジネスを創出しました。
「名店の定休日を利用することで、期待値が高まり、私たちもその信頼を損なわぬよう細心の注意を払っています」とかわの氏は語ります。これにより、狛犬 hug meの特徴である、山椒豚キーマとチキンカレー、蒸し野菜が提供されています。
事例②:カレー独歩ちゃん × 般°若
下北沢の人気カレー店「般°若(パンニャ)」の定休日に間借り営業を行うのが「カレー独歩ちゃん」。シェフの久遠独歩氏は、自著『足りなさを味わう』を通じて、般°若のオーナー松尾貴史氏に接触し、承諾を得て間借り営業をスタートしました。
「看板を背負う以上、名店の期待に応える責任があると感じています。自分の味を広めながら、般°若の魅力も伝えていく所存です」と独歩氏は語っています。これからは都内での営業も視野に入れており、より多くの人にその味を届けたいとのことです。
新たなマッチングの可能性
この二つの事例を通じて、今までの間借りのイメージが大きく変わりつつあることがわかります。「貸す側」と「借りる側」も実力派であるため、特別なマッチングが生まれているのです。
- - 名店の定休日を利用することで、飲食店の稼働効率が最大化
- - SNSや書籍を通じた信頼の連鎖が新たな出店モデルを創出
- - 単なる営業手段にとどまらず、コラボレーションの場として進化
カレーという枠を超えたこの新しい出店スタイルは、今後の飲食業界にとっても多くの可能性を秘めています。名店同士のコラボが新たなビジネスを生むことでしょう。
具体的な店舗情報
【狛犬 hug me】
- - 住所: 東京都渋谷区代々木3丁目1−7 LION SHARE内
- - 営業時間: Lunch 11:00〜16:30 (LO)
- - 営業日: 日曜日
- - Instagram
【カレー独歩ちゃん】
- - 住所: 東京都世田谷区北沢2-33-6 スズキビル1F 般°若内
- - 営業時間: 11:30〜20:00 (売り切れ次第閉店)
- - 営業日: 毎月第1水曜日のみ
- - Instagram
新たな間借りカレーのプロジェクトは、ただの営業スタイルを超え、今後の飲食業界全体に影響を与えることでしょう。