能登のこどもたちを支える移動式遊び場「プレイカー」
この度、特定非営利活動法人Chance For All (CFA)と三井住友フィナンシャルグループ、NPO法人ETIC.および能登復興ネットワークが協力し、能登半島地震からの復興を支える新たな取り組みを始めます。特に子どもたちの遊び場や居場所の確保は急務であり、この活動では移動式遊び場「プレイカー」を利用して、地域の子どもたちに楽しい時間を提供します。
能登半島での地震では、子どもたちが安心して過ごせる学童や遊び場が大きな打撃を受けました。多くの子どもが居場所を失い、また、避難を余儀なくされた家庭も多く、子どもたちを見守る人手や場所が不足しています。このような状況を踏まえ、CFAは移動式遊び場「プレイカー」を導入し、子どもたちに安全で楽しい遊びの場を提供することを目指しています。
プロジェクトの詳細
CFAは「プレイカー」を通じ、被災地の子どもたちが自由に遊べる移動式の居場所を設けています。遊びは子どもたちの心の健康にも寄与する重要な要素であり、遊び場を確保することは彼らの生きる力の源となります。さらに、SMBCグループはこの活動に協力し、資金援助や企業ボランティアを派遣する予定です。
また、ETIC.と連携し、現地のニーズに応じた支援が行えるよう、プロボノ人材を派遣します。子どもたちの遊び場の運営を手助けすることで、地域の復興に寄与していきます。
平時も被災時も子どもたちを守る
CFAでは、平時にも被災時にも子どもたちの居場所を確保する新たなプロジェクト「J-CST」を開始しました。これにより、外遊びの機会が減少している現代において、子どもたちが自由に遊べるスペースを全国に広げることを目指します。全国的には8割の小学生が平日には外で遊んでいないというデータもあり、こどもたちの遊び環境がますます困難になっています。中山間地域では特に「時間」「空間」「仲間」が不足しています。
「J-CST」では移動型遊び場「プレイカー」を活用し、これらの地域に遊びを届けます。また、被災時には避難所と化した学校や公園で、機動力を活かして遊び場を提供するネットワークを構築します。発災後すぐに子どもたちを支援するために、多くのこども支援団体と連携し合うことが重要です。
企業との協働
CFAでは、企業の方々との協力も重要視しています。社員ボランティアやプロボノ活動を通じて、こどもたちの問題に向き合い、被災地での支援活動に取り組む仲間を求めています。この団体の理念は、全ての子どもたちが幸せに生きられる社会の実現です。
特定非営利活動法人Chance For Allについて
CFAは、2013年に設立され、地域社会と協力しながら、子どもたちが自分の意思で訪れることができる居場所や学童保育を運営しています。
このような活動を通し、能登のこどもたちの未来を明るく照らすことを目指していきます。