折り紙で防災学ぶ
2025-03-11 11:36:26

日本の折り紙でインバウンドの防災意識向上を考える新プロジェクト

折り紙で学ぶ防災意識



日本の観光地、渋谷から新たな試みが始まりました。その名も「QUAKEMATE PROJECT」。これは、一般財団法人渋谷区観光協会と一般社団法人渋谷未来デザインが協力して進めるもので、日本に訪れる外国人観光客の防災意識を高めることを目的としています。特に、災害が発生した際に冷静に行動できるようになるためのリテラシー向上に焦点を当てています。

このプロジェクトでは、折り紙を通じて「BOSAI ORIGAMI」を提供し、楽しみながら防災対策を学べる環境を整えています。この折り紙には、日本の地震対策についての情報が組み込まれており、観光客は折ることで自然と重要な防災知識を習得することができます。

折り終えると、かわいらしいお守りや「やっこさん」と呼ばれる神様のデザインが完成します。これらは、日本文化を象徴するアイテムであり、観光客が日本滞在中に持ち歩くことができるため、思い出にもなります。

プロジェクトの背景



この取り組みは、入江真帆氏の提案を基にしています。彼女は、10年間の海外生活を通じて、日本に来る観光客の防災知識の浅さを痛感し、何とか解決したいという思いからこのプロジェクトを立ち上げました。彼女の大学院修了制作として具現化されたこのアイデアは、国際的な視点から見た日本の防災へのアプローチを示しています。

折り紙を使って学ぶことで、特に子供たちに楽しんでもらいつつ、一緒に大人も防災の重要性を考える機会を創出されたのです。このユニークなアプローチは、ただの知識提供ではなく、文化体験を通して興味を引くことを目指しています。

配布と今後の展開



「BOSAI ORIGAMI」は、2種類が1セットになり、5,000部が配布される予定です。配布開始日は2023年3月11日。渋谷駅周辺のホテルや商業施設で受け取ることができ、さらに多くの防災イベントにも出展し、広がりを見せることでしょう。

特に注目なのは、「防災新視点サミット」というイベントの開催です。2023年3月24日には、ニッショーホールでトークセッションが行われ、プロジェクトの発起人である入江真帆氏をはじめ、さまざまな専門家が登壇します。このサミットを通じて、多くの人々に防災の重要性を啓発し、興味を持ってもらえる機会になることでしょう。

結論



「BOSAI ORIGAMI」を通じて、日本文化を体験しながら防災について学ぶことができるこのプロジェクトは、観光客にとっても記憶に残る素晴らしい経験を提供するものです。このように文化と防災を結びつける試みが、新しい観光の形を作り出すことでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
一般財団法人 渋谷区観光協会
住所
東京都渋谷区道玄坂1-12-5渋谷マークシティ4階
電話番号
03-3462-8311

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