近畿大学工学部が不登校支援の講演会開催
近畿大学工学部(広島県東広島市)は、令和7年(2025年)10月25日(土)に、教育関係者や地域の方々と共に不登校児童生徒の支援について考える「教職課程フィッシュボウル」を広島キャンパスで開催します。このイベントには、教職課程を履修する3・4年生約10名が参加し、広島県教育委員会事務局の不登校支援センター長・渡邉美佳氏を招いて講演を行います。
教員養成と不登校支援の重要性
この取り組みは、近畿大学工学部と東広島市教育委員会が締結した教育連携の一環として行われています。昨年の令和7年(2025年)3月に締結された覚書に基づき、地域の教育課題を解決することを目的としたプログラムが構築されています。特に不登校の児童生徒を対象とした支援プログラムの開発に力を入れており、「フレンドスペース」や「SCHOOL'S」など地域の施設を視察することで、実際の支援方法を学んできました。
フィッシュボウルによる意見交換
「フィッシュボウル」とは、参加者が中心で自由に意見を交わし、入れ替わりながら多様な考えを共有できる対話の手法です。この形式を採用することで、参加者全員が主体的に不登校支援について考える機会が提供されます。また、工学部の大学祭「うめの辺祭」と同時開催となるため、教育や不登校支援に興味のある一般の方々も参加しやすくなっています。
講演とデモンストレーション
当日のプログラムには、渡邉美佳センター長による「不登校等児童生徒支援への思いと実践を通して見えてくること」というテーマの講演が含まれています。講演を通して、参加者は不登校支援における新たな視点を得ることができるでしょう。
さらに、近畿大学工学部の教員による「ロボット教材」のデモンストレーションも行われ、学習支援の未来についての理解が深まることでしょう。
開催概要
- - 日時: 令和7年(2025年)10月25日(土)13:00~15:55
- - 場所: 近畿大学広島キャンパスC215教室(広島県東広島市高屋うめの辺1番、JR山陽本線「西高屋駅」から徒歩約20分)
- - 対象: 教職課程を履修する3・4年生約10人、教職員、一般の方
(不登校に関心のある地域の方、現職教員、教育関係者、近畿大学卒業生など)(参加無料、事前申込不要)
お問い合わせ
近畿大学広島キャンパス学生センター教務担当
電話: (082) 434-7006
このように、近畿大学工学部は地域と連携しながら不登校支援の学びを深める貴重な取り組みを進めています。参加者が多様な視点を持ち帰り、地域の教育に貢献することを期待しています。