モリサワ、Webフォントサービス開始へ
株式会社モリサワは、2024年9月12日からフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」に新たにWebフォントの提供を開始することを発表しました。この新機能により、ユーザーは共通のMorisawa IDを使って、デスクトップフォントとWebフォントをシームレスに購入・利用できるようになります。
Webフォントの利便性
今回のWebフォントの導入により、特定のフォントスタイルを事前に登録することで、必要なフォントファイルだけが配信される仕組みが構築されます。これにより、Webページの読み込み速度が向上し、信頼性の高い配信が実現されます。また、JavaScriptを使用せず、HTMLに埋め込みコードを追加するだけで簡単に実装できるため、作業の効率化が図れます。
豊富なフォントライブラリー
Morisawa Fontsには、モリサワ、TypeBank、字游工房、Arphicなど、様々なフォントがラインナップされています。ユーザーはこの中から選択し、自らのデザインプロジェクトに最適なフォントを使用することができます。詳細な対象書体は、提供開始日以降にMorisawa Fontsのサービスサイトで確認可能です。
提供価格と契約内容
Webフォントの提供は、ページビュー(PV)に応じた料金体系が設けられています。以下は、予定されている価格(すべて税込)です:
- - 1,200万PV:66,000円
- - 2,400万PV:132,000円
- - 3,600万PV:198,000円
- - 4,800万PV:264,000円
契約期間は1年間で、1プランにつき最大5つのプロジェクトを作成可能です。各プロジェクトでは最大10書体を使用でき、ドメインも5つまで設定可能です。
購入方法と必要事項
このWebフォントは2024年9月12日にサービスサイトで申し込むことができ、購入にはMorisawa IDの取得が必要です。お支払いにはクレジットカードが利用できます。これにより、誰でも手軽にフォントを管理し利用できる環境が整備されています。
Webフォントとは
Webフォントとは、インターネットを通じてフォントを配信し、Webブラウザ上で表示する技術のことです。これを活用することで、制作したWebサイトに指定されたフォントを別のデバイスでも再現でき、一貫したデザインを保つことができます。また、SEO対策や検索性の向上にも貢献します。
まとめ
Morisawa Fontsは、2,000書体以上のフォントを提供するサブスクリプションサービスとして、多様なデザインニーズに応える予定です。2024年9月12日から始まるWebフォントの提供は、場所を選ばず利用できるオンライン環境を提供する新時代のスタイルをサポートします。今後、どのようなプロジェクトに活用されるのか、非常に楽しみです。詳細は公式サービスサイトをご確認ください。
提供開始に際する変更点や詳細情報については、今後の発表に注目です。