ミャンマーでの人権セミナー開催へ、未来の民主化を語る場に期待

ingo PEACE. ミャンマーで人権セミナーを開催

国際非政府組織であるingo PEACE.は、2025年8月27日（水曜日）にミャンマーのヤンゴンで「人権セミナー」を主催することを発表しました。開催場所はLOTTE HOTEL YANGONで、現地時間の13時からスタートします。このセミナーは、ミャンマーの民主化選挙を控え、宗教指導者や政治関係者が一堂に会し、人間の尊厳と人権を基盤とする未来社会について語り合う歴史的な場となるでしょう。

セミナーの内容

セミナーでは、ingo PEACE.の会長である中澤弘幸氏が基調講演「平和と人権の未来へ」を行います。この講演では、1948年に採択された「世界人権宣言」の精神を再考し、平和を「すべての生命に必要なエネルギーが届く状況」と再定義します。特に社会の最も弱い立場にいる人々が安心して暮らせる世界を理想とするメッセージが示されます。

また、法務専門家によるミャンマー憲法の人権条項に関する解説や、国際協議体フォーラムに所属するメディア代表からのメッセージも予定されています。これによって国際社会との連帯を示す重要な場となることが期待されます。

市民社会の役割

今回のセミナーは、政府や権力機関から独立した市民社会・宗教界・法律家・経済界・国際メディアの共感を得る貴重な機会です。人権を啓発する勇気ある活動の第一歩として、多くの注目を集めています。特にミャンマー暫定新政府からの理解を得ることで、開催が実現しました。

協議体の開催

セミナー終了後、8月28日から30日にかけて、農業、バイオマス発電、カーボンクレジット化などの復興・開発プロジェクトに関する関係者間の協議も実施されます。この協議体を通じて、持続可能な共生社会の実現に向けたさらなる対話が行われます。

教育と国際連携

ingo PEACE.はこのセミナーを契機に、教育・文化・政策対話を通じて「人権を基盤とする共生型社会モデル」の推進を加速させる意向です。今後はMNHRC（ミャンマー人権委員会）や法律支援団体と連携を深め、人権を根付かせるための活動を広げていく計画です。

希望を未来へ

ingo PEACE.では、人権を基盤にした共生社会を実現するためのプロジェクトへの賛同者を募り、「Hope Alliance プロジェクト」を立ち上げる予定です。このコミュニティは、希望の循環を生み出す仲間たちが集う場として機能します。

皆さまの参加をお待ちしております。登録すること自体がミャンマーの民主化復興への支援となります。詳細は9月にプレスリリースでお届けします。これからのミャンマーに目を向け、共に支えていきましょう。