シングルマザー自立支援の新しい取り組み
一般社団法人日本シングルマザー支援協会が、令和5年度における休眠預金活用事業の実行団体を発表しました。本事業は、氷河期世代のシングルマザーに焦点を当て、リスキリングを通じての自立支援を目的としています。今回採択された4つの団体は、今後4年にわたってシングルマザーたちの自己実現をサポートしていきます。
事業の背景と目的
日本シングルマザー支援協会は、2013年の設立以来、シングルマザーの就労支援やコミュニティ形成を通じて女性の経済的自立を促進してきました。特に、シングルマザーたちは家計や育児といった多くの課題を同時に抱えているため、具体的で実効性のある支援が求められます。
本事業は、「休眠預金等活用法」に基づき、資金支援にとどまらず、非資金支援も視野に入れた協働事業を進めます。社会的なインパクトを与えるために、企画から実施までを団体が連携して行い、シングルマザーに必要なスキルや知識を提供します。
採択された4つの団体
今回の選考には19団体の応募があり、厳正な審査を経て4団体が選出されました。
1.
AKKODiSコンサルティング株式会社(東京都港区)
代表者: 川崎健一郎
事業名: ひとり親向けの独学自走できる自律的なデジタル人材育成
- 就労後のケアを含むコミュニティデザインを通じ、シングルマザーが自己サポートできる力を育てます。
2.
株式会社Shareway(東京都杉並区)
代表者: 森田吏
事業名: デジタル人材養成プロジェクト
- スキル習得と実務経験を両立させ、収入を得ながら転職を実現することを目指します。
3.
株式会社10.0(東京都渋谷区)
代表者: 小川昌宏
事業名: シングルマザーへのリスキリング
- 人生を変えるほどの影響力を持つサポートを提供し、自信を持たせます。
4.
株式会社Hayakawa(神奈川県横浜市)
代表者: 早川聡
事業名: Webライティング・情報活用講座
- 生成AIを活用し、シングルマザーの正社員転職を実現します。
今後の展望
これらの団体は、2027年2月までの事業期間中、シングルマザーに必要な支援を組織的に行い、包括的な自立支援を目指していきます。この取り組みが日本のシングルマザーたちの未来に光をもたらすことを期待しています。
今後の活動に注目し、温かいご支援をお願い申し上げます。
参考情報
設立: 2013年
会員数: 約10600名
ウェブサイト:
シングルマザー協会
- - 一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
ウェブサイト:
JANPIA