ユニクロとユネスコが共催する海洋教育イベント
2025年7月21日(月・祝)に、大阪の関西万博国連パビリオンで、ユニクロとユネスコが共同で海洋教育イベントを行います。このイベントは、海の日にあたるこの日、海洋問題についての意識を高めることを目的にしています。特に、ユネスコが進める「Sustaining Our Oceans(私たちの海を支える)」プロジェクトに基づいており、地域社会への環境意識の普及を目指しています。
このイベントでは、映画作家でありユネスコ親善大使でもある河瀬直美氏がゲストスピーカーとして登壇。さらに、海洋教育を専門とする講師と共にユニクロ及びユネスコが開発した教育プログラムが紹介されます。参加予定の生徒たちがこのプログラムを通じて、海と人とのつながりや持続可能な未来について積極的に学び合う場となることでしょう。
ユニクロの海洋保全活動
ユニクロは2001年から「瀬戸内オリーブ基金」を通じて、約四半世紀にわたり瀬戸内海の環境保全に寄与してきました。今年度のイベント開催にあたり、環境保全活動をさらに国際的に広げる意欲を見せています。ユニクロは国際的なブランドとして、地域の生態系を守るための具体的な行動をとり続けています。
イベント詳細
- - タイトル: つなげよう いのちを育む海のバトン
- - 日程: 2025年7月21日(月・祝)
- - 場所: 大阪・関西万博 国連パビリオン イマーシブシアター
- - 登壇者:
- 河瀬直美氏(映画作家・ユネスコ親善大使)
- 田口康大氏(みなとラボ代表理事・東京大学海洋教育センター特任講師)
- 中川夏舟氏(東京海洋大学3年生・igoanユネスコクラブ副代表)
- 萬理加氏(ユネスコ教育プログラムスペシャリスト)
- シェルバ英子氏(ユニクロ サステナビリティマーケティングチーム部長)
- - 参加者: ユネスコスクール加盟校の中高生約30名(招待制)
このイベントは一般の参加者には開放されていませんが、海洋教育の重要性を多くの人に知ってもらうための重要なステップです。
特別展示「Sustaining our Oceans」
合わせて、2025年9月22日から9月28日までの期間に、国連パビリオンで特別展示を行います。展示内容にはタイ、インドネシア、ベトナムのユネスコエコパークの写真や動画が含まれ、訪れる人々はユネスコが開発した教材を体験できる機会も設けられています。
海洋問題に対するユニクロの取り組み
ユニクロは、海洋ごみの削減を目的とした「JOIN: THE POWER OF CLOTHING」キャンペーンを2022年と2023年に実施しました。このキャンペーンでは、対象商品の売上から直接寄付金を産出し、寄付先には公益財団法人日本財団やユネスコが選ばれました。2022年には200万USドル、2023年には150万USドルの寄付が行われ、これにより海洋ごみ問題の啓発やプログラムの開発が支援されました。
ユネスコが進めるSustaining Our Oceansプロジェクト
このプロジェクトは、ユネスコが日本、タイ、インドネシア、ベトナムを対象に海洋問題に対する教育を推進するものです。若者に対して海洋ごみの影響についての意識を高め、環境保全のリーダーとして成長するためのスキルを養うことを目的としています。特に、日本ではユネスコ・アジア文化センターがこのプロジェクトの事務局となり、地域に根ざしたプログラムを開発し、国際的な交流を促進しています。
まとめ
このような取り組みを通じて、ユニクロとユネスコは次世代を担う若者たちに海洋環境の重要性を伝えることを目指しています。海は私たちの生活に深く関わっているため、その保護は今後の世代のために非常に重要です。このイベントが多くの人々にインスピレーションを与えることを期待しています。