脳情報技術の未来
2021-09-29 11:00:13

脳情報技術を日常に!CyberneXが資金調達を実施

ニューロテック市場の躍進



近年、ニューロテック市場が急速に成長しています。この市場は、脳神経科学に基づくサイエンスを応用することで、さまざまな産業に革命をもたらしています。2010年頃に形成されたこの分野には、世界中で約450社が参加しており、その中でも特にBCI(脳-コンピュータインターフェース)技術が注目を集めています。市場調査によれば、BCIの成長が期待されるとともに、医療、教育、ヘルスケアなどの別分野で新たな産業が生まれる兆しがあります。

CyberneXの資金調達



その中で、株式会社CyberneXは、横河電機と提携し、第三者割当増資を行いました。CyberneXは、「以心伝心コミュニケーションの核となる脳情報の活用を日常に開放する。」というミッションを持っており、脳情報活用技術のだから、社会的価値を確実に生み出そうとしています。横河電機は、計測や制御の技術を駆使して多様な分野に向けて先端的な製品を提供するグローバル企業ですが、CyberneXはこのパートナーシップを通じて、製品やソリューションの開発を加速させる考えです。

プロトタイプ開発の進展



CyberneXでは、独自の脳波計測技術を用いて、イヤホン型デバイスのプロトタイプを開発しました。このデバイスは、軽量で小型でありながら、付け外しが簡単です。脳波の測定が、従来は医療法人に限られていたものが、個人レベルでの活用が可能になります。これにより、集中的な環境やリラックスの状態など、日常生活での心身の状態をリアルタイムに測定することができるようになります。

将来に向けた資金使途



今回の資金調達によって、CyberneXは以下の三つのプロジェクトにその資金を活用します。1つ目は、脳情報活用技術のプラットフォーム構築、2つ目は、イヤホン型デバイスを活用した新しいソリューションの研究開発、最後に次世代の超小型BCIを企画することです。今後の展望として、CyberneXは2030年までに、テレパシーのようなコミュニケーション技術の開発を目指しています。

CyberneXと横河電機による未来の展望



横河電機の常務執行役員である阿部氏は、「技術が人間にとってどれほど有益かが今後ますます重要になります」とコメントし、相互に特徴を活かしながら人間と機械が共存する未来の可能性に期待を寄せています。CyberneXの代表取締役CEOである馬場氏は、創造される新たなコミュニケーションの形とその実現に向けた決意を語り、脳情報を扱うプラットフォームの構築に挑戦する意欲を表明しました。

まとめ



今回の資金調達により、脳情報技術が日常生活に浸透する期待感が高まる中、CyberneXと横河電機の連携は、今後の産業バリューを大きく変革していくことでしょう。脳波によるコミュニケーションの進化が、私たちの日常にどのように影響をあたえるか、一層の注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社CyberneX
住所
東京都大田区蒲田5-26-8アーデル蒲田 1107号室
電話番号
03-6715-7329

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