親育白書2024
2023-09-17 07:00:01
「親の育ち」を通じた子育て支援の重要性を発信する「親育白書2024」
「親の育ち」を通じた子育て支援の重要性を発信する「親育白書2024」
NPO法人親育ネットワークは、保護者や子どもと接する大人たちに向けて、新たな子育ての価値観や知識を伝える活動を行ってきました。この団体は、子育てを行う保護者と、その周囲の人々をつなぐことで、家庭内教育を含む子育て支援の重要性を広めることを目的としています。設立から8年が経過した今、彼らは「親育白書2024」を通じて、社会に「親の育ち」というテーマの重要性を伝えようとしています。
子育てでの困難とその背景
現代社会では、子育てに悩む親が多く存在しています。特に、児童虐待や親の心の健康といった深刻な問題も見受けられます。これらの問題は、核家族化や地域の孤立、適切な相談先がないこと、そして親自身のメンタルヘルスの課題などが原因となっていることが指摘されています。親育ネットワークの活動を通じて、多くの人々から「まずは親が変わらないと」といった声を聞くことができました。これは、親育の重要性や必要性についての強い実感を伴った意見です。
親育白書の意義とクラウドファンディングの成功
親育ネットワークは定期的に「子ミュ力(R)ゼミナール」を開催し、親子で学ぶ場を設けています。しかし、親育の重要性をより広く社会に伝えるためには、具体的な数字でその意義を示す必要があるとの考えから、親を対象としたアンケート調査を実施しました。2021年には、Readyforによるクラウドファンディングで目標金額を早期に達成し、親育白書を完成させました。この白書は、愛知県、三重県、東京都の各地域へ配布され、教育・福祉現場においても活用される機会がありました。
子どもや若者の声を取り入れた新たなアンケート
今回の「親育白書2024」を作成するにあたり、親だけでなくより幅広い世代の声を聴くことの重要性が強調されました。特に、2023年4月に設立されたこども家庭庁は、子どもの意見を施策に反映させることを求めています。この背景から、親育ネットワークは今年4月から7月にかけて、愛知県、東京都、小樽市、そして千葉県で「親(大人)に届けたい声を聴く」というイベントを開催しました。これに参加した子どもたちや若者たちの声を基に、より具体的なアンケート項目が選定されることになっています。
アンケート調査の実施とシンポジウムの計画
今年9月1日から11月6日の期間にわたり、アンケート調査を実施します。これは、家庭教育や子育て支援の重要性を広める第一歩であり、地域社会における幸福感の向上を目指しています。調査が終了次第、その結果をまとめて「親育白書2024」を2024年4月に発表する予定です。さらに、その成果を持ってシンポジウムも開催し、地域の参加者や支援者を募る予定です。
まとめと今後の展望
親育ネットワークは、子どもに関する施策において、親と地域社会がいかに連携するかが鍵となると考えています。これからも多くの方々に支援をお願いしながら、「親の育ち」の重要性を伝える活動を続けていく所存です。さらなる情報は、公式ホームページやクラウドファンディングページでご確認ください。
会社情報
- 会社名
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NPO法人親育ネットワーク
- 住所
- 愛知県日進市蟹甲町中嶋277-1(にぎわい交流館内)
- 電話番号
-
0561-76-3475