パーセフォニの新機能
2022-06-29 16:00:03
パーセフォニが新機能を発表、企業の脱炭素化を支援する革新
企業の脱炭素化をサポートするパーセフォニの新機能
サステナブルなビジネスへの関心が高まる中、米国アリゾナ州を本拠地とするパーセフォニが新たに登場させたのは、企業や金融機関向けに特化した「気候変動モデリング」と「気候変動ベンチマーク」の二つのモジュールです。これにより、ユーザーは温室効果ガスの削減目標をより正確かつ効率的に設定し、進捗を管理することができるようになります。
脱炭素目標設定の容易さ
パーセフォニの「気候変動モデリング」は、企業や投資家的な視点からの温室効果ガス排出の管理を容易にするために設計されています。この機能では、企業が気候変動イニシアチブ(SBTi)に基づき、科学的根拠に基づいた削減目標を自由に設定できます。そのため、企業は自社の排出量を精密に計測し、脱炭素に向けた進捗を追跡することで、規制当局や投資家からの情報開示要求にも迅速に応じることが可能です。
業界初のベンチマーク機能
さらに、業界初の「気候変動ベンチマーク」機能も登場。この新機能は、企業のインパクト投資を支援するためのもので、CDP(Carbon Disclosure Project)からのデータと連携し、多様な分析を行います。これにより、金融機関は国別や業種別の平均排出量を基準として、自社のポートフォリオ内での優先順位を明確にすることができます。他社と比較した場合の具体的なスコープでの差異も把握できるため、企業は脱炭素への取り組みの現状を一層明確に理解できるようになります。
専門家の意見
ESGサステナビリティ部門でプリンシパル・アナリストを務めるジェシカ・プランクシー氏は、「企業の脱炭素化を進めるためには、総排出量や各活動での炭素排出の把握が不可欠で、同業他社との比較ができるツールが求められています。多くの企業はデータの質や統一性の欠如に悩まされており、サプライチェーン全体での透明性向上が急務です」と指摘しています。
CEOのコメント
パーセフォニのCEO、ケンタロウ・カワモリ氏は、「温室効果ガス排出削減は高いコストと手間がかかりがちです。企業が脱炭素化を効率的に推進するためには、テクノロジーとデータの有効活用が欠かせません。新機能が企業や金融機関にとって有効なツールになることを確信しています」と述べています。
日本市場への展開
今後、日本市場でもパーセフォニの新機能が展開されることが期待されています。企業はこのプラットフォームを通じて、従来の財務情報開示と同様の精度で気候変動に関する情報を開示することができるようになります。これはサステナブルなビジネスモデルの構築に寄与し、さまざまな業界での脱炭素活動を加速させる重要な一歩となるでしょう。パーセフォニによる炭素会計ソリューションは、今後ますます企業の脱炭素化に貢献するものとして注目されています。
会社情報
- 会社名
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PERSEFONI AI INC.
- 住所
- 2415 WEST BROADWAY ROAD MESA. ARIZONA, 85202, U.S.A.
- 電話番号
-
480-780-9034