公益財団法人 日本盲導犬協会は、視覚障害者の自立支援を目的とした「歩行訓練事業助成金交付」事業を開始しました。この助成金制度は、将来盲導犬を使用することで更なる社会参加と自立促進が期待される視覚障害者に、白杖等の歩行訓練を行う事業者を支援するものです。
近年、視覚障害者に対する福祉サービスの重要性が高まっていますが、財源や人材不足により、歩行訓練を希望する全ての人に十分な訓練を提供できていない状況が課題となっています。
日本盲導犬協会では、この課題解決を目指し、歩行訓練事業者を支援することで、視覚障害者が安心して社会生活を送れるよう、積極的に取り組んでいます。
この助成金制度は、視覚障害者の自立支援活動等を行う非営利の民間団体もしくは個人が対象で、2025年4月1日から2026年3月31日までの事業を対象としています。
助成金は、視覚障害者への生活訓練等指導者養成課程等を履修した者が行う白杖等の歩行訓練事業で、国内で行う事業に交付されます。
協会では、本助成金制度を通じて、より多くの視覚障害者が歩行訓練を受けられるようになり、その結果、潜在的な盲導犬へのニーズが拡大していくことを期待しています。
視覚障害者の方々が、安心して社会生活を送れるよう、日本盲導犬協会は今後も様々な支援活動を展開していく予定です。