KIIとIGPIが提携
2016-04-11 09:00:01

慶應大学発ベンチャー企業支援の新たな一手、KIIとIGPIが業務提携を発表

幼い技術の未来を拓く業務提携



慶應義塾大学を母体としたベンチャー企業の育成を行う株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(通称:KII)が、株式会社経営共創基盤(通称:IGPI)との間で業務提携を結ぶことを発表しました。この提携の目的は、両社が持つ技術やネットワークを駆使し、シードステージ及びアーリーステージにあるベンチャー企業に対して、株式投資や事業化支援、さらには成長加速を行うことにあります。

提携の背景



KIIは、慶應義塾大学の研究成果を活用して、大学発の技術系ベンチャーの育成に力を入れています。資本金は1億円で、慶應学術事業会や野村ホールディングスが株主として名を連ねています。代表の山岸広太郎氏は、「研究成果を実業に生かすことで社会に貢献したい」と語っています。

一方、IGPIは、企業の持続可能な成長を支援することを目的とした企業で、資本金56億円を誇ります。代表の冨山和彦氏は、「企業価値を向上させるためには、新たな技術やアイデアが不可欠です」と述べ、両社の連携が未来の企業成長を促すことを期待しています。

提携の可能性



この業務提携により、KIIとIGPIそれぞれが持つ先端技術や国内外のネットワークを活用しつつ、事業性の評価や経営支援に関するノウハウを共有することが可能となります。具体的には、投資先企業の事業価値や企業価値を高めるために協力し、慶應義塾大学発の技術や知的財産を産業化する過程で社会貢献を進める狙いがあります。特に、国内外での技術競争が激化する中で、得られた知見を最大限に生かすことが重要視されています。

未来に向けて



KIIとIGPIの提携は、単なる業務提携にとどまらず、大学発の技術がビジネスの現場でどう活用され、成長していくかのモデルケースともなり得ます。今後、新たなベンチャー企業が出現し、様々な分野で社会に貢献することが期待されます。

また、両社は高校生向けの教育プログラムやインターンシップへの協力を通じて、若手人材の育成にも積極的に取り組んでいく方針を示しています。このようにして、未来の起業家を育てる土壌を築いていくことで、持続可能な地域社会や経済の発展につながることを目指しているのです。

この提携は、慶應義塾大学の研究成果をビジネスに結びつけるだけでなく、地域経済や社会全体における技術革新の拡大にも寄与するものと考えられています。今後の両社の動きから目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ
住所
東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル10F
電話番号

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