津軽びいどろ新商品
2025-10-31 11:02:19

津軽びいどろと下山学園が協力、SDGsに基づく新商品開発

全国に広がる地域協創型SDGsプロジェクト



青森県伝統のガラス食器、「津軽びいどろ」を手がける北洋硝子株式会社が、このたび地域の高校と協力して新たな商品を開発しました。それは、下山学園高等学校の生徒たちと共に生み出した箸置き「白神の森響」です。「白神の森響」という名前には、青森県の世界自然遺産である白神山地の豊かな自然を象徴した意味が込められており、自然環境の保全を考えるきっかけとなることを目指しています。

開発の背景とプロジェクトの始まり



このプロジェクトは、2023年9月に下山学園高等学校が地域企業との連携を図りながらSDGsに基づく商品開発を行う提案からスタートしました。青森県北津軽郡の下山学園では、地域の自然を守るため、SDGsに合致した商品のアイデアが求められていたのです。この思いを受けて、津軽びいどろのデザイナーが学校を訪れ、出張授業を行いました。授業では「ものづくりを通じた社会課題解決」というテーマのもと、生徒たちにSDGsについての知識を深める講義が展開されました。

出張授業から数ヶ月後、同校の生徒たちは校内の課題研究発表会で「津軽びいどろを通じたSDGsの呼びかけ」というテーマを取り上げ、地域の環境問題について考える機会を持ちました。2024年度には、3年生の生徒たちが白神山地の自然をモチーフにした箸置きのデザインを提案し、数回の試作を経て、最終的な商品化に至ります。2025年には、デザイン案が遂にかたちとなり、「白神の森響」としてお披露目される運びとなりました。

商品の特徴と販売情報



「白神の森響」は、ブナの新緑や青池、黄葉、アカショウビン、カワセミ、ニホンカモシカなど白神山地に息づく豊かな自然をテーマにした6種類の箸置きで構成されています。これらの商品はすべて手作りされ、個々にユニークな表情を持っています。販売価格はいずれも880円(税込)として、全国の取り扱い店やオンラインショップで購入可能です。これらの商品の売上の一部は、白神山地の自然環境を保全するための活動にも寄付される予定です。

地域とのつながりと持続可能な取り組み



「白神の森響」の開発を通じて、地域の教育機関と企業が連携し、地域資源の価値を見つめ直す新たな試みが生まれました。このプロジェクトは、自然環境の保護だけでなく、若い世代の発想を通じて地域の未来へのバトンをつないでいく意義を持っています。津軽びいどろはこれからも教育機関との連携を深めながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていく方針です。

商品ラインナップ


  • - 箸置き ブナの新緑(品番:F-75700)
  • - 箸置き 青池(品番:F-75701)
  • - 箸置き ブナの黄葉(品番:F-75702)
  • - 箸置き アカショウビン(品番:F-75703)
  • - 箸置き カワセミ(品番:F-75704)
  • - 箸置き ニホンカモシカ(品番:F-75705)

いずれの商品も最大42mm×31mmで、職人によって手作りされています。これにより、どれも一つ一つに独自のテクスチャやカラーがあり、買う人の心を引きつけることでしょう。

この取り組みを通じて、地域の魅力を発信しながら、持続可能な未来を目指した製品の開発が進められています。


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会社情報

会社名
石塚硝子株式会社
住所
愛知県岩倉市川井町1880番地
電話番号
0587-37-2064

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