令和7年度情報通信メディア利用調査報告の概要
2023年6月26日、総務省情報通信政策研究所は「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を発表しました。本報告書は、インターネットやテレビ、ラジオなど、多様なメディアの使用状況を把握し、メディア間の相互関係や利用実態の変化を明らかにすることを目的としています。この調査は2012年から毎年行われており、今回は14回目にあたります。
調査の背景と目的
本調査は、インターネットやソーシャルメディアを含む様々な情報通信メディアの利用時間や信頼度を継続的に評価することを目指しています。東京経済大学の北村智教授や東京大学の橋元良明名誉教授と共同で進められているこの研究は、年代を問わず多くの人々を対象にし、国民の情報行動を反映させるものです。
調査の結果のポイント
調査結果によると、主なメディアの平均利用時間は以下の通りです。
- インターネット:183.9分(前年より+2.1分)
- テレビ(リアルタイム):156.1分(前年より+1.4分)
- インターネット:192.9分(前年より+9.2分)
- テレビ(リアルタイム):189.2分(前年より+6.5分)
このデータは、インターネットの利用時間がテレビを上回ったことを示しており、この傾向は特に休日に顕著です。
さらに、ソーシャルメディアの利用率も注目すべき点です。全年代での利用率は次の通りです。
- - LINE: 92.9%
- - Instagram: 54.8%
- - X(旧Twitter): 44.7%
- - Facebook: 27.0%
動画共有サービスでは、
YouTubeの利用率が81.5%を記録し、
TikTokが36.7%という結果になりました。
情報を得るためのメディア
調査では、情報を得るために最も利用されるメディアも調査しました。対象者全体の中で、世の中のできごとを素早く知るために最も利用するメディアとして、インターネットが55.4%と最も高い割合を示しました。年齢別に見ると、10代から50代ではインターネットが優位ですが、60代と70代ではテレビがこの条件での利用が高いです。
また、「信頼できる情報を得るために最も利用するメディア」としては、全年代でテレビが50.3%と高い結果となり、年代別では10代と70代にはテレビの利用が優先される傾向が見られます。
メディアの信頼度
調査結果を通じて、メディアの重要度および信頼度についても明確にされました。全年代では、情報源として最も重要なのはテレビ(80.6%)ですが、世代によってその優劣が異なります。娯楽としての重要度については、インターネットが全年代での80.7%を記録し、多くの人々がインターネットを娯楽として優先しています。
調査概要
調査は13歳から79歳までの男女1,800人を対象に実施されました。サンプルは、性別や年齢などを考慮して選ばれ、全国的なランダムサンプリングが行われています。
調査方法は、訪問留置調査で、2022年12月1日から7日までの期間に実施されました。今回の調査結果は、普段のメディア利用の傾向や、信頼度の変化を示す貴重なデータとして活用されます。
この報告書は、今後のメディアの発展に向けた重要な指針となることが期待されます。