教育環境の差
2021-03-03 14:00:05
東大卒と非卒業者の幼少期教育環境の違いを徹底調査!
幼少期の教育環境の重要性
幼児教育において、環境が子供の成長に与える影響は計り知れません。気になるのは、実際にどのような教育環境で育った子供たちが成功しているのかということです。特に東京大学に進学した方々と、そうでない方々との違いに注目した調査が行われました。調査を実施したのは、幼児教室「コペル」を運営する株式会社コペルです。
調査の概要
2020年12月、コペルでは20代から60代の東大卒と東大以外卒の男女に対し、幼少期の教育環境に関する調査を行いました。対象者は合計1,122人に及び、さまざまな教育スタイルを比較しました。
幼少期の習い事に見る違い
まず注目されたのは、幼少期にどのような習い事をしていたかです。結果、東大卒の方が東大以外卒の方に比べ、多くの習い事を経験していることが分かりました。特に驚くべきは、幼児教室の受講率です。東大卒の18%が幼児教室に通っていたのに対し、東大以外卒の方はわずか3.5%という結果でした。この差は5倍以上に達し、教育の初期段階からの選択が大きな影響を与えることが窺えます。
続いて、英語・英会話や楽器演奏といった、他の習い事でも東大卒者の参加割合が顕著に高いことが分かりました。
遊びや体験から見る教育の差
次に調査されたのは、幼少期の遊びの傾向です。東大卒者は左脳を刺激する計算ゲームや、想像力が必要なおままごとをよく選んで遊んでいたことが分かりました。計算ゲームは、東大卒出身者の13.7%が楽しんでいたのに対し、東大以外卒は7.0%でした。
また、体験としての天体観察も注目です。東大卒者の43.8%が天体観察を経験しており、自然に触れる機会が多かったことがわかります。これに対して、プラネタリウムに訪れた経験は東大以外卒が49.7%に対して、東大卒は26.5%でした。実際の自然体験が多かったことが、知識の獲得に寄与している可能性があります。
心情面の違い
教育環境との関連で、心情的な経験にも違いが見られました。東大卒者は、自分とは異なる意見を持つ他者と関わりながら、意見をまとめる力が養われているようです。特に、難しい問題に挑戦する姿勢や自己肯定感の高さが調査で際立ちました。これらの経験が、将来的な学力にどのように繋がっているのか、興味深い結果です。
親との関わりの重要性
最後に親との関わりについて見ていきましょう。東大卒の方は、テレビやゲームの時間にルールを設けたり、家族内での会話が多かったりする傾向を示しました。特に、親と共にテーマについて話し合う時間を持ち、意見を共有することが、自己抑制力に寄与していると考えられます。
まとめ
今回の調査から、幼少期の教育環境が将来の学力に与える影響は非常に大きいということが明らかになりました。これから子育てをする親御さんにとって、今後の方針を見直す重要な指針になれば幸いです。子供たちの未来をより良くするために、様々な体験や教育環境を整えていくことが求められています。
コペルの取り組み
株式会社コペルは、幼児教育を通じて、好奇心を刺激し、学ぶことの楽しさを教えることを目指しています。最近は東北大学との共同研究も行い、子供の脳の発達に関する知見を深める努力を続けています。さらに、幼児教室だけではなく、発達支援に取り組むコペルプラスなど多岐にわたる教育プログラムを展開しており、子供たちの可能性を引き出すための環境を提供しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社クラ・ゼミ
- 住所
- 東京都新宿区新宿4-1-6JR新宿ミライナタワー29階
- 電話番号
-
0800-77-8777