体験型ワークショップで防災を楽しく学ぶ!
2024年8月24日、和歌山県で行われた「アルミ缶でガスコンロを作って、ついでにカレーも食べちゃおう。」という体験型ワークショップは、子供たちに楽しみながら防災の重要性を学んでもらうことを目的としています。この日、VASTLAND株式会社のスタッフが講師として参加し、参加者の小学生たちにキャンプの知識を活かした防災スキルを伝授しました。
ワークショップの内容
ワークショップには、西牟婁地方に在住する小学生9名が参加しました。子供たちは家庭から持参した廃棄アルミ缶を用いて、ガスコンロ作りに取り組みました。作成したコンロを使い、自分たちで炊いたご飯と温めたカレーを味わうという一連の体験を通じて、防災に必要な知識と技術を学びました。
参加者からは「アルミ缶を扱うのが難しかったけれど、スタッフがサポートしてくれたので楽しめた」「家でも試してみたい」という感想が寄せられ、実践的な学びの場であることが実感されました。また、体験後に行われたアンケートでは、参加者全員が「楽しかった」と答え、キャンプの知識が防災に役立つことを実感した様子が伺えました。
講師の思い
講師を務めたVASTLAND株式会社の山本直也さんは、子供たちに「防災」に関心を持ってもらうためには、まず楽しむことが大事だと語ります。楽しさを通じた体験が、知識として脳に残りやすく、参照しやすい結果になると信じています。実際、今回の取り組みがその息吹をもたらすことに貢献できたと感じています。
キャンプから学ぶ防災
日本は毎年、自然災害に見舞われています。その問題を解決するためには、身近なもので自分を守る力が重要です。例えば、キャンプで使われる物品は、防災時にも役立ちます。もしかしたら、日常の中でのキャンプ体験が、災害時の対応力を高めるきっかけになるのかもしれません。
近年は、自治体による「防災キャンプ」も流行し、キャンプを通しての防災意識の向上が期待されています。VASTLANDは、和歌山県紀美野町との協定を締結し、「キャンプを通じて防災を学ぶ」分野に取り組んでいます。今後も、積極的な活動を通じて、防災への意識向上に寄与したいと考えています。
絆づくり事業について
和歌山県の「絆づくり事業」は、教育委員会が中心となって新たな生涯学習の場を提供し、県民のつながりを促進することを目的としたプログラムです。参加者同士での意見交換や体験談の共有を通じて、学びの意欲を高めています。
VASTLAND株式会社の紹介
VASTLAND株式会社は、2018年に設立され、キャンプギアの開発と販売を行っています。「キャンプアクティビティを通じて、広がる幸せ」をミッションに掲げ、キャンプを楽しむための環境づくりに貢献しています。
このように、身近なもので防災を学ぶ機会が提供されることで、未来を担う子供たちの防災意識が確実に育まれていくことでしょう。