京浜ドックとOCEANICの提携
2025-10-23 12:23:24

海洋環境を守る新たな一歩、京浜ドックとOCEANICの共同実証契約

海洋環境を守る新たな一歩



2025年10月17日、京浜ドック株式会社と株式会社Oceanic Constellations(以下、OCEANIC)は、日本の海洋環境の課題解決を目指して共同実証契約を締結しました。本契約は、小型水上ドローン船(Unmanned Surface Vehicle: USV)の量産体制の確立を目指し、デジタルエンジニアリングの導入を見据えています。

共同プロジェクトの背景



このプロジェクトは、海洋における24時間365日のモニタリングを実現するための「海の衛星群🄬」プログラムの一環です。海の衛星群は、宇宙での小型衛星群の連携技術を海洋にも応用するという革新的なコンセプトに基づいており、世界初の試みとなります。

京浜ドックが保有する造船技術と、OCEANICのデジタル技術を融合することにより、海洋モニタリングの精度と効率を高め、密漁や海洋資源の管理、災害対策など、さまざまな社会的課題に貢献することを目指します。

パートナー双方のコメント



京浜ドックの中村利社長は、今回の連携に対する使命感を強調しています。「私たちは、パートナーとの共創を通じて社会課題を解決することを理念に掲げており、OCEANICとの提携はその代表的な例です。私たちの豊富な造船技術とDXに関する知見を最大限に活用し、USVの社会実装に向けて推進していきます」と述べました。

同じくOCEANICの本田拓馬共同代表も、今回の提携について喜びを表明。「日本郵船様との覚書締結でご縁があり、京浜ドック様との共同プロジェクトが実現しました。両社の知見と技術を融合させることで、USVコンステレーションの実現を目指します」とコメントしています。

京浜ドックの魅力



京浜ドックは1968年に設立され、日本郵船グループの中で唯一の造船所として、横浜市に拠点を置いています。中小型船舶の建造や修繕を主な業務としており、最新の環境規制に対応した船舶の開発も行っています。例えば、2013年には国内初のハイブリッドタグボートを建造し、2015年には世界初のLNG燃料タグボートを実現するなど、技術革新に注力しています。

OCEANICの新たな挑戦



一方、OCEANICは2023年に設立された海洋スタートアップ企業で、多様な分野から集まったメンバーで構成されています。USVを活用した海洋監視サービスの展開を目指し、海洋群制御技術に関する特許を数多く申請中です。2027年の事業化を見据え、さまざまな関係者と連携しながら技術開発を進めています。

未来への期待



今回の共同実証契約は、海洋環境の改善に向けた画期的なステップです。両社が持つ専門知識と技術を結集することにより、より安全で持続可能な海洋環境の実現に向けた道筋が拓かれることでしょう。このプロジェクトの進展によって、私たちの海がより良い未来を迎えることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社Oceanic Constellations
住所
神奈川県鎌倉市御成町8番28号
電話番号

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