株式会社Itera、AI検索対策の投資効果を可視化する新機能を導入
株式会社Itera(東京都新宿区、代表取締役:武藤 尭行)は、同社が提供するLLMO計測・改善ツール「LLMOチェキ」において、新しく「ROIダッシュボード」機能をリリースしました。この新機能により、企業はAI検索対策にかけた費用の効果を明確に推定し、金額で視覚化することが可能となります。これにより、より意思決定がしやすくなることが期待されています。
背景:効果を示せないことが障害に
生成AIを介したユーザーの流入が増加している中、多くの企業はその経済的効果を説明する手段が欠けており、結果として多くの施策が早期に終了してしまうことが現実です。露出率が向上したという報告では決裁者は納得できず、継続的な施策投資の正当性が薄れてしまうのです。代理店やコンサルティング企業も同様に、効果を金額で裏付けることができないと、契約更新の際に内容の見直しが求められ、施策の継続性が損なわれます。
三つの評価指標を明示化
Iteraはこれまで、AI検索の評価を行う上で、露出率から月間の露出回数、そして金額へと段階的にビジネス側の言葉に近づけていきました。今回の「ROIダッシュボード」は、企業が設定したコンバージョン単価を用いて、AI検索による訪問とコンバージョンを金額に換算し、ROI(投資利益率)を提示します。これにより、施策の担当者、事業部門、決裁者が同じ数字を根拠に協議できる環境が整うのです。
新機能の詳細
1. ROIダッシュボード
この機能では、AI検索経由での訪問者数とコンバージョンを金額に換算し、企業が導入した施策コストを含めた投資額との比較によりROI倍率を表示します。GA4との連携により、露出の増加だけでなく、実際の事業の成果に基づいた評価が可能です。
2. 施策マーカー付きトレンド
露出率やブランドシェアの変化をグラフに表示し、施策の実施日をマーカーとして添加します。これにより、何が行われた後に数値がどう変化したのかを明確にすることができ、効果的な施策とそうでない施策を容易に見分けることが可能になります。
3. ROIレポート
毎月のレポートに投資対効果を追加し、代理店や支援企業がクライアントに報告する際に、そのまま利用できる形式を採用しています。このレポートはホワイトラベルにも対応しており、支援会社が自社ブランドで表示することも可能です。
注意点
なお、表示される金額はアクセス解析による推定値であり、実際の売上とは異なることに留意が必要です。施策コストやコンバージョン単価も企業が設定したものが使用され、自社の条件に基づいた試算となっています。AI検索は認知段階や比較検討に影響を与え、流入経路が異なることもあります。そのため、AIを介した検索流入の役割を過小評価することがあるあり得ます。
今後の展望とIteraの目標
「LLMOチェキ」の全プランでこの新機能は追加料金なしで利用可能です。武藤代表は「企業のAI検索対策が滞る理由は効果が出ていないからではなく、説明ができないからです。数字を理解しやすく表示できることが重要だと考えています。」と述べています。
株式会社Iteraは「成果の出せるマーケティングを、当たり前にする」ことをビジョンに掲げ、AI時代におけるマーケティングインフラの確立を目指しています。この新機能は、そのビジョンに向けた大きな一歩と言えるでしょう。