Acquiaが日本法人を設立、デジタル体験の提供を本格化
Acquiaが日本法人を設立
デジタル体験プラットフォームのリーダーであるAcquia(アクイア)は、東京に「アクイアジャパン合同会社」を新たに設立しました。この新法人は、日本市場に向けた本格的なビジネスを開始し、上田善行氏が日本担当セールスディレクターとして就任することが発表されました。
近年のデジタル領域におけるニーズの高まりは、特に大企業が直面する複雑なデジタル課題を解決するためのソリューションへの需要を生み出しています。Acquiaはこの流れを受け、エンタープライズ向けのデジタル体験管理ソリューションを提案し、世界規模での需要をターゲットにしています。
Acquiaは、オープンソースのWebコンテンツ管理システム「Drupal」を開発したDries Buytaert(ドリス・バイテルト)によって設立されました。Drupalは現在、110万を超えるウェブサイトで利用されており、世界中の11万3,000人以上のオープンソースコミュニティによって支えられています。Acquiaは、アジア太平洋地域に4つの支社を持ち、ガートナーが発表した2018年のWebコンテンツ管理分野のマジッククアドラントにおいても、5年連続でリーダーに選ばれるなど、業界からの高い評価を受けています。
Acquiaの提供する「Acquia Experience Platform」は、デジタル体験を構築、管理、最適化するための強力なクラウドテクノロジーです。このプラットフォームは、ユーザーの属性や行動に基づいたコンテンツのパーソナライズを実現し、Eコマースとの統合や、数百から数千のマルチサイトの一元管理など、企業の多様なニーズに応えます。
また、ネイティブアプリ、デジタルサイネージ、チャットボット、会話型インターフェース、AR/VRなど、最新のテクノロジーを通じて多様なチャネルやデバイスにコンテンツを配信できる次世代のヘッドレスCMS環境を提供しています。これらの機能は、APIファーストのアーキテクチャに基づいており、企業がさまざまなデータやシステムを統合できる柔軟性を実現します。このことで、企業は単一のベンダーに依存せず、自社に最適なテクノロジーの組み合わせを構築し、独自のデジタルソリューションを所有することが可能になります。
日本市場では、すでにアステラス製薬やオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)などの大企業がAcquiaのソリューションを採用しています。この組織はさらに成長を続けており、アンダーワークス、ANNAI、エヌ・ティ・ティレゾナント、MRM/McCANN、関電システムソリューションズ、CI&T、ジェネロ、デジタルサーカス、電通アイソバー、博報堂プロダクツなど、多数のデジタルエージェンシー、システムインテグレーター、Drupalコンサルタンシーがパートナーとして名を連ねています。
AcquiaのCROであるJairo Romero(ハイロ・ロメロ)は、「企業はデジタルイニシアチブを強化するため、安全で拡張性に富んだソリューションを求めています。日本市場におけるDrupalベースのソリューションに対する需要が急増しており、オープンソース型デジタル体験ソリューション市場の成長を促進する絶好の機会が訪れています」とコメントしました。彼は、日本での経験がAcquiaのアジア太平洋地域での展開において、非常に価値のあるものになると信じています。
Acquiaについて
Acquiaはオープンソース型のデジタル体験プラットフォームのリーディングプロバイダーです。先進的な企業がイノベーションを通じて重要な瞬間を創出するためのテクノロジーを提供し、コミュニティの力を信じ、企業に独自の未来を築く自由を提供することを目指しています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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アクイアジャパン合同会社
- 住所
- 53 State Street, 10th Floor Boston, MA 02109
- 電話番号
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