USSが導入した小型3輪BEV『I-Cargo』の魅力
オートオークション業界のリーディングカンパニー、USSが新たにベクトリクス製の小型3輪電動ビークル『I-Cargo』を導入しました。この実験は、広大なオークション会場での作業用車両として1ヶ月間運用されることになり、EV(電気自動車)ならではのメリットが注目されています。
USSの本社がある東海市に先駆けて、9月4日にはUSS東京(野田市)にもテスト車両が納車されました。今回の実証実験では、オークション会場の広大なスペースを活かし、『I-Cargo』がどのように作業を助けるかが観察されます。特に、USSは脱炭素に向けた環境対策を重視しているため、『I-Cargo』を使用することは大きな意義を持つと言えるでしょう。
このUSS東京の会場は、敷地面積が東京ドーム11個分に相当する約16万7,200坪の広さを誇ります。また、名古屋会場には巨大な立体駐車場があり、大規模な作業に適した効率的な車両が求められています。現在、作業車は主に軽バン(ガソリン車)が使用されていますが、『I-Cargo』はコンパクトなデザインでありながら、高い積載能力を兼ね備えています。
試験運用に関与した瀬田社長や幹部社員は、初めて『I-Cargo』を実際に操作し、高い取り回しの良さと積載能力に感心しました。オークション会場で車が密集している中でも、円滑に移動できることは、作業効率を大いに向上させる要因になるでしょう。特筆すべきは、運転席の見通しの良さや、両側にドアが無い設計により乗り降りが楽で、ドライバーにとっての負担が軽減されている点です。
また、『I-Cargo』はエンジンを停止した状態で作業が可能なため、排ガス問題に配慮されているほか、滑らかなモーター駆動の姿は、長いスロープも楽々と上がる優れた走行能力を持っています。コスト面でも経済的な運用が期待され、特に燃料費がかからないのは、大きなアドバンテージと言えるでしょう。
この実証実験は、今後の中古車オークション業界におけるEVの活用を促進するための重要なステップとなります。さらに、『I-Cargo』が単なる作業車両にとどまらず、将来的にはオークションでの販売対象の中古車としてもその価値を見出される可能性を秘めています。
この取り組みにより、環境配慮型の運営が進むことが期待されます。EV化が進む中、今後の動向に注目が集まることでしょう。
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