2023年度の関東における中古マンションの値上がり率ランキングが、分譲マンション購入や売却を検討する31万人以上の会員を持つ「住まいサーフィン」によって発表されました。
この調査は、2008年から2022年に竣工した関東圏の新築分譲マンションを対象に行われ、各住戸の新築分譲時の価格と売り出し時の価格の差を考慮し、年間当たりの値上がり率を算出しています。関東圏内の20棟以上のサンプルを持つデベロッパーのみが対象です。
【ランキング概要】
2023年のランキングは以下の通りとなりました。
1位:三井不動産レジデンシャル
2位:住友商事
3位:大和ハウス工業
4位:阪急阪神不動産
5位:伊藤忠都市開発
このランキングは、各企業のマンションブランドの特徴や、地域における供給戦略が影響しており、特に1位の三井不動産レジデンシャルは、都市型の高層タワー製品が値上がりの要因になっています。「パークタワー」シリーズは特に人気があり、ブランドの力を証明しています。
2位の住友商事は、「クラッシィハウス」が高級な市場をターゲットにした品質の高い供給を行っており、立地面でも恵まれたエリアで展開しています。3位の大和ハウス工業は「プレミスト」というブランドを持ち、居住者にとって愛され続ける場所を提供することを重視しています。
それに続く4位の阪急阪神不動産は、特に関西圏での強さも示しており、品質にこだわった住まいづくりを行っています。5位の伊藤忠都市開発は、「創造」と「信頼」といった理念に基づき、都市部への供給に力を入れています。
これらの結果から、2023年度の中古マンション市場では、信頼性の高いデベロッパーが選ばれる傾向が見られ、資産価値を維持・向上させるための品質や立地が要の要素であることが窺えます。
このランキングの詳細データは「住まいサーフィン」の公式サイトで公開されており、訪れればより深い情報を得ることができます。
(https://www.sumai-surfin.com/price/increase-rate/developer/touraku-2023/)
さらに、住まいサーフィンは株式会社スタイルアクトが運営しており、2004年からの会員制の情報提供を行っています。約300万件の中古マンション販売データと1.1億件の賃貸データを保有し、会員に向けて豊富なコンテンツを提供しています。
不動産を売買する際には、情報の「見える化」が不可欠です。住まいサーフィンはその要素を全うし、日々多くの検討者に支持されています。これからの不動産市場の動向に注目です。