ウェルビーイングの新潮流
2025-10-06 12:00:37

ロイヤリティ マーケティングと中央大学の共同研究が示すウェルビーイングの新たな傾向

ロイヤリティ マーケティングと中央大学の共同研究



ロイヤリティ マーケティング(LM)と中央大学の飯尾淳教授が共同で行った研究が2025年度社会情報学会大会で発表されました。この研究は、飲酒習慣や在宅勤務がウェルビーイングに与える影響についての分析を含んでいます。中でも、LMが運営する「Pontaリサーチ」を用いたデータ収集が、研究の根拠とされています。

共同研究の概要


本研究では2つのテーマが取り上げられました。1つ目は「20代における飲酒頻度が及ぼすWell-beingへの影響」、2つ目は「リモートワークとウェルビーイングの関係性」です。これらは、2024年9月に収集されたアンケートデータを基にしています。

1. 飲酒頻度とウェルビーイング


研究によると、週に1回以上自宅外で飲酒を行う20代は、他の人々と比較して充実感や自己成長、職場環境における協調性、外向性、自己満足感において高いスコアを示しました。特に外向性と協調性の差異は、飲酒が対人関係を活性化させる可能性を示唆しています。

この分析では、研究対象の1,022人の参加者を所得に基づいて低所得層と中所得層に分類し、飲酒頻度によるウェルビーイングスコアのばらつきを分散分析しました。結果、自宅以外での飲酒が社会的交流を促し、心理的な満足度を向上させる役割を果たしていることが確認されました。

2. リモートワークの影響


次に、在宅勤務者のウェルビーイングについての調査が行われました。結果として、毎日在宅勤務をしている人や、週に数日在宅勤務をしている人々は、オフィスに毎日出勤する人々に比べて充実感や自己満足度が高くなることがわかりました。

一方で、在宅勤務に関する課題も指摘されています。具体的には光熱費や電気代の負担、コミュニケーションや人間関係のストレスなどが挙げられ、これらは在宅勤務がもたらす新たな社会的な課題として浮かび上がりました。

研究の意義


この共同研究は、価値観や生活様式が日々変化している現代において、消費社会のウェルビーイングを実現するためのマーケティング戦略の見直しを促すものです。また、データサイエンスを用いた新たなマーケティング指標「TOTONOID(ととのい度)」が2025年7月に導入される予定であり、これにより人々のウェルビーイング度を可視化し、企業活動における新たな価値創造へとつなげることが期待されています。

まとめ


ロイヤリティ マーケティングと中央大学の研究は、今後のマーケティング活動に新たな視点をもたらすものであり、ウェルビーイングな消費社会の実現に向けた第一歩と言えるでしょう。私たちの生活様式や価値観がどのように変化しているのか、更なる研究が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社ロイヤリティ マーケティング
住所
東京都渋谷区恵比寿1-18-14 恵比寿ファーストスクエア 7階
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