新たな工場の完成に向けて
2023年12月15日、福井ミナセルの新工場である「福井ミナセル鯖江工場」の竣工式が行われました。この工場は、酒井化学工業の本社敷地内に建設され、発泡ポリエチレンシートの増産を目的としています。約2909㎡の延床面積を誇るこの施設は、2026年2月からの生産開始が予定されています。
工場建設の背景
酒井化学グループは、進化し続ける市場ニーズに応えるべく、新たな製造拠点を求めていました。特に需要が高まる発泡ポリエチレンシートの供給能力を向上させるため、福井を選び新工場の建設を決断しました。これにより、効率的な生産と質の高い製品の提供が可能になる見込みです。
環境への配慮
新たに建設された鯖江工場では、環境への配慮が徹底されています。外壁と屋根には、酒井化学工業が製造する遮熱シート「ラミパックSD」が利用され、季節を問わず快適な空間を提供することが可能です。これにより、省エネルギー効果が期待され、CO₂の排出削減にも寄与する設計になっています。
工場の概要
- - 所在地: 福井県鯖江市西大井町4-4-1 (酒井化学工業 本社敷地内)
- - 施設用途: 発泡緩衝シート製造
- - 建物延床面積: 約2909.41㎡(鉄筋コンクリート2階建て)
- - 生産開始: 2026年2月(予定)
酒井化学工業株式会社について
酒井化学工業は1963年に合成樹脂加工製品の製造を開始し、今日ではフィルム、発泡シート、気泡緩衝材、プラスチックダンボールの4つの事業で展開しています。日本唯一の包括的な合成樹脂製品メーカーとして、環境負荷を低減した製品作りに励んでいます。脱炭素社会の実現に向け、「6つのエコ」に取り組み、具体的な温室効果ガス排出削減目標を設定しています。
代表取締役の酒井清章氏は、「世の中に必要な会社でありたい」という思いのもと、お客様のニーズに応えることで信頼される企業であり続けることを目指しています。
まとめ
酒井化学の福井ミナセル鯖江工場の竣工は、同社の生産能力を向上させると共に、環境対策への取り組みも強化された意味あるプロジェクトです。今後、この新たな工場が地域経済や雇用にも良い影響を与えることが期待されます。
公式情報については、
酒井化学グループのウェブサイトをご覧ください。