大企業の契約業務改革:PPESのDX事例とHubbleイベントレポート
2024年12月10日、株式会社Hubbleは、「車載用リチウムイオン電池産業の世界的リーダーPPESにおけるDX!大企業における契約業務プロセス改革の舞台裏に迫る」というテーマのオフラインイベントを開催しました。本イベントでは、トヨタ自動車とパナソニックホールディングスの合弁会社であるプライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社(PPES)の取り組みが詳細に紹介されました。
PPESの契約業務改革:9000人の組織におけるDX推進
AI技術の進化は、自動車産業を含む多くの企業に大きな変化をもたらしています。特に、大規模組織においては、変化への適応に多くのステークホルダーを巻き込む必要があり、プロジェクト推進の困難さが増しています。
PPESは、約9000人の従業員を抱えるグローバル企業です。同社は、どのようにこの課題を克服し、契約業務プロセスの改革を実現したのでしょうか。
本イベントでは、PPES法務知財・監査部 法務・知財室主査である家親正典氏が講演を行いました。家親氏は、トヨタ自動車での長年の経験とPPESでの取り組みを踏まえ、大企業における契約DX推進のポイントを解説しました。
講演では、法務知財・監査部主導による契約業務改革、部門間の連携強化、全社を巻き込むDX推進プロジェクトの成功事例などが紹介されました。具体的には、関係部署との綿密なコミュニケーション、明確な目標設定、そして進捗管理の徹底などが成功の鍵となったようです。
Hubbleが支援する契約業務DX
Hubbleは、法務と事業部門の協業性を高め、生産性を向上させる契約業務管理クラウドサービスを提供しています。PPESのDX推進プロジェクトにおいても、Hubbleのサービスが重要な役割を果たしたことが示唆されました。
Hubbleが提供するサービスは、契約書の審査依頼から作成、検討過程、合意文書の一元管理まで、契約業務全体を効率化します。SlackやTeams、クラウドサインなどとのAPI連携にも対応しており、既存のツールとスムーズに統合できます。
また、改正電子帳簿保存法にも対応し、AIによる契約内容の自動入力機能により、締結後の契約書管理も効率化できます。さらに、業界初となる「カスタム項目AI自動入力」機能により、企業独自の項目を自由に設定・管理することが可能です。
イベント概要と参加者の声
イベントは、講演と懇親会の二部構成で行われました。講演では、PPESの取り組みの詳細な説明に加え、質疑応答の時間を設け、参加者からの質問に丁寧に回答されました。
懇親会では、法務担当者やDX推進担当者らが交流し、活発な意見交換が行われました。他社の具体的な取り組みを直接聞ける貴重な機会となり、参加者にとって大きな収穫となったようです。
まとめ
PPESの契約業務改革は、大企業におけるDX推進の成功事例として、多くの企業にとって参考になるでしょう。Hubbleの提供するサービスも、その成功を支える重要な要素の一つと言えます。
本イベントは、大企業における契約業務の効率化を目指す企業担当者にとって、非常に有益な情報が得られる機会となりました。今後も、このようなイベントを通して、企業のDX推進を支援していくことが期待されます。