駒沢公園近くに新たに誕生したクロワッサン専門店『PLAT』の魅力とは

新たなクロワッサンの楽園、駒沢公園『PLAT』

2024年10月6日、東京都目黒区八雲に位置するクロワッサン専門店『PLAT』が駒沢公園の近隣に拡張移転を果たします。元々三軒茶屋に店を構えていた『PLAT』は、建築家・上林剛典の手によって2019年に開店した店舗であり、単なるパン屋ではなく、建築という視点から街との関わりを考えた実験的な空間として高評価を受けてきました。

新たに移転する『PLAT』では、テイクアウトをメインとした従来のスタイルを進化させ、焼きたての味わいを体験できる環境を整えています。アトリエ兼店舗としてのデザイン感覚を更に強化し、訪れる人々に居心地のよいスペースを提供することを目指しています。特に、駒沢公園の穏やかな環境にふさわしいファサードのテラス席は、街との接点を広げる重要な要素となるでしょう。

店内にはイートインスペースも用意され、訪れる人々がリラックスして過ごせる空間が整います。テラスを通じて店内に向かう導線が、来店者の心を高揚させることを意識したデザインが施されています。日常の中で特別な体験を提供することが、この新たな店舗の目標です。

多彩な商品展開

『PLAT』では、クロワッサンだけでなくバケットやカンパーニュといったハード系のパンも取り扱います。そして、プラントベースのドーナツやサンドウィッチ、焼き菓子とスープなど、品揃えも豊富です。モーニングやランチにも対応したメニューを用意し、11時からはクラフトビールも提供するなど、充実した食体験が可能です。

特にクロワッサンの魅力が際立ちます。国産の石臼挽き粉を使用し、少量のハチミツときび砂糖を甘味として加えることで、小麦本来の甘みとバターの風味を引き立てています。幾重にも重なる層が生み出すサクッとした食感と、モチッとした生地のバランスは、まるでアートのようです。