森林管理の大合宿
2018-10-01 15:55:56

新たな森林管理法を学ぶ「森林管理の大合宿」が岡山県で開催

新たな森林管理法を学ぶ「森林管理の大合宿」が岡山県で開催



岡山県の西粟倉村で、2018年11月12日と13日の2日間にわたって、「森林管理の大合宿」が開催されます。このイベントは、来年4月に施行される森林経営管理法や森林環境譲与税の活用方法を学ぶために設けられたセミナーです。参加者は、地方自治体や森林組合の職員を対象に、実際の運用ノウハウを西粟倉村から学び、個別相談も受けることができる貴重な機会となります。

【新制度の背景について】


森林経営管理法は、森を守り、管理するための新たな法律として、平成30年に可決されました。這法は、所有者不明や経営放棄された森林を市町村が引き受け、適切に管理する仕組みを提供します。日本の国土の約7割が森林であり、その多くは戦後に植えられたスギやヒノキなどで構成されています。しかし、その所有形態は分散し、小規模なものが多いため、管理が困難な状況が生じています。この新たな法律は、こうした問題の解消を目指しています。

【参加者が得られるもの】


本セミナーでは、自治体職員や森林組合の担当者が、具体的にどのように新制度を運用していくかを学びます。特に、新たな制度の実務的な部分について学ぶことで、将来の業務に役立つ知識やスキルを身につけることができます。また、参加者には西粟倉村で開発された契約書や通知書類のテンプレートも提供されるため、実務に即した準備が可能です。

さらに、林業に関する法律に精通した品川尚子弁護士が参加者に対し、法的な観点からの視点を解説します。これにより、制度運用に際しての留意点や実務上の具体的な注意点を理解する手助けとなるでしょう。

【セミナーの概要】


開催日時は、2018年11月12日から13日。会場は岡山県西粟倉村で、宿泊費や懇親会費用は参加費とは別途で5万円となっています。セミナーのスケジュールは以下の通りです:

  • - 11月12日(月)
- 13:00 挨拶・ご案内
- 13:15 品川弁護士による講演
- 16:15 個別相談会
- 18:30 宿泊施設へ移動、懇親会

  • - 11月13日(火)
- 9:00 上山参事による講演
- 12:00 セミナー終了・解散

【西粟倉村の魅力】


西粟倉村は岡山県の最北東部に位置し、人口約1500人を抱えています。山林の面積の8割は人工林で、2008年には「百年の森林」構想を掲げて地域資源を活用した管理という新たなモデルを模索しています。村役場の介入によって、民有林管理の集約化が進み、将来への持続可能な森づくりが進行しています。

近年では移住者も増加しており、魅力的な地域として注目されています。これは、個々の地域が持つ資源を最大限に活用し、持続可能な経営を行う試みが実を結んでいる証拠でもあります。これからの日本において、このようなモデルは非常に重要な役割を果たすと期待されています。

この「森林管理の大合宿」に参加することで、参加者は新たな森林管理システムに対する理解を深め、具体的な運用ノウハウを得ることができるでしょう。この貴重な機会を活かし、森林管理の未来に向けた一歩を踏み出しましょう。

【お申し込みについて】


参加を希望される方は、以下のリンクからお申し込みが可能です。
お申し込みはこちら

ぜひ、森林管理の専門家から直接学び、新制度の運用に役立ててください。

会社情報

会社名
株式会社百森
住所
岡山県英田郡西粟倉村長尾657-1
電話番号
0868-75-3898

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