和歌山県が多拠点生活を応援するイベントを成功裏に開催
和歌山県は、現代の働き方やライフスタイルの価値観が大きく変わる中で、多拠点生活への憧れを抱く方々を対象としたトークイベント『スキルアップで暮らしと仕事を自由に選ぶ!』を実施し、287名もの参加申し込みがありました。このイベントは、自身のキャリアやライフスタイルを見つめ直し、新たな一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としています。
イベントは、コロナ禍を経てリモートワークが普及し、働く場所を自由に選べるようになった時代において、参加者にさまざまな視点から多様な働き方を考える場を提供しました。特に多くの女性たちがライフステージの変化に対応しつつ、自らのキャリアを積み上げたいと望んでいる中で、「リスキリング」がますます重要なテーマになっています。
イベントの内容
第一部:多様な働き方の可能性
イベントには約100名の参加者が、オフラインおよびオンラインで集まりました。登壇者は、女性向けキャリアスクール『SHElikes』を運営するSHE株式会社の福田恵里氏、都市と地方をつなぐプロジェクトデザイナーの森脇碌氏、そして先進的な人事制度を導入する株式会社ウフルの今村有里氏の3名です。彼らは、それぞれの立場からリモートワークの実情や地方で働くことの意義、これから必要となるスキルセットやマインドセットについて熱く語りました。
福田氏は、リモートワークが普及したことで地方に居ながら都市の仕事にアクセスできるようになった点を強調し、地方での働き方が女性たちのキャリア形成を促進していると述べました。森脇氏は、地方移住によって得られた自然や人間関係の richnessについて語り、地方での生活がもたらす充実感を示しました。
福田氏は、SHElikesで学んだ生徒がSNSによって新しい仕事を獲得した実体験を紹介し、「スキルアップは仕事のためだけでなく、自らの生き方を再設計する手段」としての重要性を説きました。
チームづくりの重要性
今村氏は、リモート勤務が行われているウフルの事例をもとに、「物理的に離れていても、共通のビジョンを持つことが信頼を強める」と語り、オンライン交流やリアル合宿を通じた信頼関係の構築の工夫を紹介しました。
自らの価値観に正直に
最後に、3名は「自分の価値観に正直に働くこと」が大切だと共通して語りました。福田氏は女性の自己肯定感の向上を訴え、地方での豊かな生活を体感することを呼びかけました。森脇氏と今村氏も、地域と都市の相互関係が成長を生むことに強調を置きました。
第一部の終わりには、参加者を対象に宿泊券を巡る抽選会も行われ、終始笑顔と熱気に包まれたイベントとなりました。
第二部:実践者の声を聴く
続く第二部では、多拠点生活や地方創生プロジェクトを実践しているIT・クリエイターたちが参加し、参加者同士での活発な意見交換が行われました。地方移住やリスキリングに興味がある多くの人々にとって、新たな一歩を踏み出す後押しになったことでしょう。
和歌山県は今後も多様な働き方やキャリアの選択を支援する取り組みを展開し、地方での新しい生き方を実現するための場を提供し続けます。次回のオンラインセミナー『移住して、本当に幸せですか?』が2025年11月22日に開催される予定です。興味のある方はぜひ参加してみてください。