デザイン厨子受賞
2025-09-18 15:49:34

アルテマイスターのデザイン厨子がクールジャパンアワード2025を受賞

アルテマイスターが称賛されたデザイン厨子



今年も目を引く日本のプロダクトが海外で評価されました。その中でも、アルテマイスター株式会社が手掛ける「デザイン厨子 TypeB・C・D・E」が、一般社団法人クールジャパン協議会により「COOL JAPAN AWARD 2025」を受賞しました。この賞は、日本の「モノ」や「コト」、旅行スポットなどを対象に、外国人審査員による視点で選ばれるものです。つまり、日本が誇る文化やプロダクトが世界に広がる場となっています。

この「デザイン厨子」は、2002年に著名なインテリアデザイナーである内田繁氏と仏壇職人のコラボレーションによって誕生しました。内田氏は、日本の空間文化を理解し、リスペクトしたデザインを展開してきました。「空(うつ)なる空間」や「水平感覚」といった日本独特の概念を反映し、根っこにある「箱」というシンプルな形状から現代的な祈りの形を再構築しました。

デザイン厨子の特長


「デザイン厨子」は、卓上にも壁掛けにも対応できる多用途のアイテムであり、単身者や少人数世帯が増加している現代において、コンパクトな居住空間に調和するデザインが特徴です。これにより、祈りの場としての使い方が変化し、形式にとらわれない自由な発想での祈りを可能にします。どれもが内田氏の独特の視点によって生み出された作品であり、その線や形は、見る者に一種の静けさを与えます。

誕生の背景


日本の社会構造の変化やライフスタイルの多様化により、祈りの形も進化が求められています。家庭での祈りの場が変化する中で、アルテマイスターは「新しい祈りのかたち」を模索し続けてきました。創業100年を迎えるにあたり、これまでの伝統に安易に従うのではなく、時代にふさわしい形での祈りを提案することを目指し、「デザイン厨子」の開発が行われたのです。

受賞の意義


受賞式は9月3日、水曜日に万博会場で開催され、アルテマイスターの取締役マーケティング本部長である星秀樹氏がスピーチを行いました。受賞について彼は非常に感謝の意を示し、次のように語っています。「私たちは【厨子】を通じて、他者の幸せを願う『利他の精神』を広めていきたいと思っています。この受賞をありがたく受け止め、世界中に日本文化の美しさを伝え続けます。」

アルテマイスター株式会社


アルテマイスターは1900年に創業し、「豊かな心を創る」という哲学のもと、福島県会津若松市での生産を行っています。原木の調達から販売、そして供養や祈りに関わる製品やサービスを提供する一貫システムを確立し、次世代に向けた文化継承を目指しています。

企業ブランド「アルテマイスター」は、2000年に設立され、伝統と現代を融合させたデザインを世界に発信する挑戦を続けています。2008年には「WA-現代日本のデザインと調和の精神」展に出品し、2025年にはOGATA Parisで「HAKO」展を開催予定です。

まとめ


「デザイン厨子」シリーズは、単に美しいデザインだけでなく、心の拠り所としての機能を果たす新たな祈りの形を提案しています。アルテマイスターはこれからも、伝統を大切にしながらも革新を追求し、世界に向けた新しい価値観の創造を続けていくことでしょう。

詳しい情報は、アルテマイスターの公式サイト及びデザイン厨子の特設サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社 保志
住所
福島県会津若松市門田町一ノ堰村東40
電話番号
0242-27-4380

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