AIワークショップ開始
2025-10-31 15:20:02

LINEヤフーが7000名のエンジニアを対象にAIワークショップを開催

LINEヤフーが実施する実践型AIワークショップ



LINEヤフー株式会社は、約7,000人のエンジニアを対象に、実践的なAIスキルを身につけるためのワークショップ「Orchestration Development Workshop」を10月30日より開始しました。本プログラムは、生成AIを安全にそして効果的に活用するための人材育成を目指し、定期的に開催されます。

ワークショップの概要と目的


本ワークショップでは、参加者が実務で使える最新のAIオーケストレーション開発手法を学びます。これは、生成AIや関連ツールを開発フローに取り入れ、再現可能な型として運用するアプローチです。ワークショップは、日本語・英語・韓国語で実施され、グローバルな開発組織へ迅速にナレッジを展開することを可能にします。これにより、同じようなソリューションの重複開発を防ぎ、組織全体の効率化を図ることが期待されています。

双方向の学び


ワークショップは、基礎研修と連動しており、実践力向上を目指したプログラムが組まれています。参加者が自身のプロジェクトで再現できる能力を培えるよう、Instructor(教師役)とMock Participant(参加者代表)が対話をしながら、Zoomを通じて進められています。この形式は、参加者から寄せられる質問に即座に対応し、実演形式で問題の解決アプローチを探ることを可能にしています。これにより、知識を得る場からスキルを育成する場へと進化しています。

初回のワークショップ内容


初めてのワークショップでは、AIコードアシスタントを用いて、コードレビュー業務を最適化する方法が紹介されました。具体的には、対象のPull Requestの自動要約や、レビュー観点に基づいたコメント案生成、既存ルールに沿った指摘の補完、さらにチャットツールでの自動リマインドなどが示され、レビュープロセスのリードタイムの短縮が図られました。今後も、社内のドキュメントや業務ナレッジをAIを活用して横断的に検索し要約する仕組みや、複数のAIが連携してタスクを処理する方法など、様々なテーマが取り上げられる予定です。

LINEヤフーのAI活用戦略


LINEヤフーは、全社を挙げてAI活用を進めており、従業員全員を対象としたAIガバナンスやプロンプト設計を学ぶeラーニングを実施しています。この学びは生成AIを利用するための必須条件となっており、エンジニア向けの本ワークショップとも連動しています。また、AIエージェント化を目指し、「Yahoo! JAPAN」アプリや「LINE AI」など、様々なサービスに生成AIを導入しており、累計62件の活用事例が存在します。

今後の展望


開発現場では、設計・実装・検証の各フェーズで生成AIがサポートする「Ark Developer」の導入が進む中、ワークショップで培った実装力を活かし、エンジニアは質の高いサービスを迅速に提供できる環境が整ってきています。LINEヤフーは、ミッションである『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』への実現に向け、さらなる生産性の向上と革新を追求しています。


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会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
住所
東京都千代田区紀尾井町1-3東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
電話番号

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