ケンブリッジモバイルテレマティクスが東京オフィスを新設し事業拡大

ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス（CMT）が東京オフィスを設立

世界的に知られるテレマティクスサービスプロバイダー、ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス（CMT）が遂に東京に新しいオフィスを開設しました。この新たな拠点は、日本市場での事業拡大の一環として位置付けられており、既に国内の大手自動車保険会社の多くと提携を結び、テレマティクスプログラムを展開しているCMTの地域密着型サービスをさらに強化する役割を担っています。

CMTのサービス内容と魅力

CMTは、AIを活用したDriveWell Fusion®プラットフォームを通じて、莫大なデータをドリブンで解析し、パーソナライズされた情報を日本のモビリティエコシステムに提供します。これにより、運転者の安全性を高める様々なソリューションを展開。特に、ドライブレコーダーを使用しないドライバーでも利用可能なサービスを提供し、運転行動の評価や安全運転指導が行われる点が特徴です。

具体的なプログラムには、スマートフォンや独自のタグを利用した注意喚起、運転行動のスコアリング、事故検知のデジタル化支援などが含まれています。これにより、安全運転を促進するだけでなく、保険割引やリワードプログラム構築の支援も行っています。

国内における交通事故の現状

日本における交通事故死者数が2023年に799人増加し、2,678人に達しました。また、脇見運転による事故も1,400件を超えています。このような状況下で、CMTはあいおいニッセイ同和損害保険との連携を通じて、交通事故を減少させる努力を続けています。既存のテレマティクスプログラムにより、衝突頻度や重度をそれぞれ15％、16％減少させているとの報告があり、これからもさらなる業務拡大と成果を期待したいところです。

今後の展望

CMTは、今後も日本市場に特化したプログラムを順次展開していくことを計画しています。地域の特性や法規制に合わせたサービスを提供するため、特に自動車保険会社や地域団体とのパートナーシップを深化させ、さらなる安全運転支援プログラムやCO₂排出削減チャレンジなどに取り組んでいくことを目指しています。これにより、日本国内の交通安全を大幅に改善し、持続可能なモビリティ社会の実現にも貢献できるでしょう。