近商ストアとサントリーが取り組む「ボトルtoボトル」リサイクル
近商ストアとサントリー食品インターナショナル株式会社が連携し、2023年8月1日より「ボトルtoボトル」リサイクルを開始しました。このプログラムでは、近商ストアの27店舗で店頭回収した使用済みペットボトルが新たなペットボトルに生まれ変わります。この取り組みは、環境負荷を軽減し、持続可能な社会を実現するための重要なステップです。
「ボトルtoボトル」リサイクルの背景と意義
サントリーグループは企業の理念として「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造する」ことを掲げてきました。そして、その実現に向けて多くの環境取り組みを行っています。特にペットボトルに関しては、2030年までに「100%サステナブル化」を目指しています。この目標を達成するために、ペットボトルのリサイクル活動が一層強化されています。
一方、近商ストアも長年にわたり、環境負荷低減に取り組み、使用済みペットボトルの回収を行っています。両社の思いが一致し、使用済み製品を原料としたペットボトルの再資源化を進めていくことが決定されました。
地域密着型の取り組み
近商ストアは、大阪、奈良、京都に36店舗を持つスーパーマーケットで、地域密着型のサービスを提供しています。「人と環境を大切にする」ことを掲げ、地域の発展にも貢献しています。今回の取り組みでは、お客様のリサイクル参加を促すため、店舗を通じて「リサイクルの見える化」を進め、地域の方々と共に資源の有効活用を図ります。
サントリーの先駆的なリサイクル技術
サントリーは2012年、国内清涼飲料業界として初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入しました。続いて、「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発し、CO2排出量を低減する取り組みを進めてきました。これらの活動が、今回の「ボトルtoボトル」リサイクル実現の基盤となっています。
持続可能な社会に向けた今後の展望
この取り組みを通じて、両社は持続可能な社会の実現を目指します。そして、2030年までに全てのペットボトルにリサイクル素材や植物由来素材を使用することを目指して活動を続けるとのことです。地域に根ざした初の試みとして、今後の展開にも注目が集まっています。
このリサイクル活動は、お住まいの地域においてもエコ活動の一環として参加できるため、ぜひお近くの近商ストアで足を運んでみてはいかがでしょうか。