HENNGEが渋谷で使い捨て傘ゼロを目指すプロジェクト参画
HENNGE株式会社が、渋谷区で展開される「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for city」に加わることを発表しました。このプロジェクトの目的は、毎年約8000万本も消費される使い捨て傘の廃棄をゼロにすることです。2022年に始まったこの取り組みは、SDGs達成に向けた重要なステップとなっています。
プロジェクトの内容
HENNGEは、このプロジェクトの一環として、オリジナルの傘を制作し、2025年4月24日(木)から渋谷区内で提供を開始する予定です。この特製傘は、シンプルで使いやすいデザインが特徴で、さまざまなシーンで活躍することでしょう。傘にはHENNGEのロゴが大胆にあしらわれており、裏側には「へんげ」の文字が反転して印刷されています。
一般財団法人渋谷区観光協会と東急不動産ホールディングスの後援を受け、HENNGEの参加により、「使用する傘の数を増やす」ことも目指しています。これにより、渋谷区の魅力がさらに向上する期待があります。東急不動産ホールディングスも「傘のいらない街 渋谷」プロジェクトを昨年から進めており、アイカサと連携することで、地域活性化に貢献しています。
プロジェクトへの期待
HENNGEの取締役副社長、天野治夫氏は、「我々はサステナブルな社会を実現するための取り組みを体系化し、企業活動と社会課題の解決を両立させていくことを目指しています。使い捨て傘ゼロの取り組みは、環境負荷の軽減のみならず、都市の未来を改良する大きな一歩である」と述べています。また、使用者が日常生活の中で楽しさと持続可能性を感じてくれることが大切だとも強調しています。
アイカサの役割
「アイカサ」というサービスは、ユーザーが傘を簡単に借りることができ、返却できる傘のシェアリングサービスとして2018年から始まりました。すでに多くの利用者が登録しており、東京を中心に全国に広がりつつあります。傘を借りるスポットは1600箇所以上に設置されており、渋谷でもアイカサの利用者が増加しています。
アイカサは「雨の日を快適に過ごす」という理念のもと、使い捨ての傘を使用しない選択肢を提供し続けています。このサービスによって、傘がないことで移動をあきらめる必要がなくなり、濡れて不快な思いをすることが改善されます。
おわりに
HENNGEのオリジナル傘は、特別なデザインで街の魅力を引き立てるだけでなく、環境を守ることにも貢献しています。このプロジェクトは、持続可能な都市作りの新たなモデルとなり、シェアリングエコノミーの更なる展開を促すものとなるでしょう。渋谷からのこの挑戦が、国内外に広がっていくことに期待が寄せられています。今後も多くの企業や個人がこの取り組みに参加し、環境保護への意識を高めていくことが重要です。