GMOトラスト・ログインとSonicWallの連携
GMOインターネットグループの一員であるGMOグローバルサイン株式会社は、ID管理・認証サービス「GMOトラスト・ログイン」とゼロトラスト型アクセスセキュリティサービス「SonicWall Cloud Secure Edge」の連携を発表しました。この連携は2025年10月8日より実施され、企業にとってのアクセス管理の新たなソリューションとなります。
ゼロトラストモデルの重要性
近年、リモートワークやクラウドサービスの普及が進む中、従来のVPNや境界型セキュリティだけでは十分にリスクを管理できなくなっています。そのため、ゼロトラストの考え方が注目されています。ゼロトラストモデルとは、全てのアクセスを信頼せず、必要なアプリやリソースにのみ安全に接続するための仕組みです。これにより、不正アクセスや情報漏洩のリスクを低減することが可能になります。
新たな連携による利便性向上
GMOトラスト・ログインとSonicWallの連携により、企業はユーザーにとって利便性の高いシングルサインオン(SSO)を実現できます。一度のログインでクラウドサービスや社内システムにシームレスにアクセスできることから、従業員の操作性向上が期待されます。また、デバイスやユーザーごとに適切なアクセス権限を設定できるため、セキュリティ面でも安心です。
利用シーンの拡がり
この連携は、リモートワークの増加や異なるデバイスからのアクセスが一般的となった現代において特に有効です。多様なデバイスや場所からのアクセスが増えることで、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクが高まる中、ユーザーは安全に業務を行うことができます。
各種機能の詳細
1.
ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA): 信頼できるネットワーク環境においても、すべてのアクセスを検証し必要なリソースにのみ接続を許可します。
2.
セキュアWebゲートウェイ(SWG): 不正サイトへのアクセスや情報漏洩を防ぎます。
3.
クラウド アクセス セキュリティ ブローカー(CASB): クラウドサービスの利用状況を可視化し、管理者が適切なセキュリティ対策を講じるためのツールです。
GMOトラスト・ログインの特徴
GMOトラスト・ログインは、企業のID管理・認証サービスとして高い評価を受けています。具体的には、SAML2.0プロトコルに対応したシングルサインオンを実現し、フォームベース認証を利用することで業務用アプリケーションの管理工数を削減します。また、多要素認証やアクセス制限機能を備えており、セキュリティも万全です。2025年には、SSO部門において満足度No.1を獲得するなど、信頼性が高いサービスです。
おわりに
GMOトラスト・ログインとSonicWallの新たな連携により、企業は今まで以上に強固なセキュリティ体制を構築し、利便性の高い業務環境を実現できるでしょう。このような取り組みが広がっていくことで、ますます安全で効率的な働き方の実現が期待されます。企業のIT管理者にとっても、従業員の利便性を高めながらセキュリティを強化することが可能になります。今後の展開に注目です。